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平凡パンサー 6-3 HARUNA 2008.6.15
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9.OG350 戦評〈4〉
PANTHER TOUR OG350
山本は今回ハンサムV9で参戦してきた。キャラ的に自惚れているんじゃないか? という声もあったが、本人が「いや〜僕のアゴのラインとコーディーネートできるマシンはこれしか無かったので、思いきって新調しました。」と語りやる気をみせていた。 そんな山本がスタートで湯山の駆るクロイツェルスポーツに空から抜かれたから山本のハートに火が着いた。 相手の湯山はツアー一何を考えているか分からない不思議人間である。350でならして来た腕もあり、いくら山本といえども簡単に抜き返す事ができなかった。そう、それは本当に不思議なブロック技術だった。「ね〜山本さん。抜くのやめてくれない?」

湯山はいきなり説得を始めた。「レースなのになんで〜?」「僕が抜かれると平将門が復活するんだ。」
一言で嘘だと分かる説得に「マリリンモンローを復活させてくれたらいいよ。」「え〜俺英語だめなんだ……。あっ山本さんのお母さんがきてくれた。ちょっと待ってて……『春二や、人様の迷惑になるようなことしちゃダメだよ。』」 湯山は声色まで使い始めた。しかし山本も負けてはいない。「母はアメリカ人だよ。」「『春二や私はノバで教師のバイトもしているんだよ』」 バレていても止めない湯山だった。「母は鳥居みゆきのものまねが得意だよ。」「『ヒットエンドラン! ヒットエンドラン!』」
湯山も必死だった……………

後日この様子が面白かったのでYouTubeで数件流され、ヒット件数でワンツーフィニッシュを成し遂げた。その為、二人とも榛名のレースは本人的には“勝利”になるらしい。 今回優勝したのは山下だった。マシンはガンセキオープン、頭を叩くことによってエンジンが回るしくみになている。 勝利者インタビューが始まった。「頭を叩くスタイルは、何故採用したのですか?」「毛根が強くなると髪の毛の太くなってスケた感じにならないのです。」「単純に見えますがコツをお聞かせください。」「育毛剤を使うと効果がアップします。」「レースに不安は有りませんでしたか?」「おじいちゃんがハゲているので隔世遺伝の事を考えると夜も眠れませんでした。」
山下は将来に対してなんらかの不安をかかえているようだ。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.34 第6巻3号(通巻34号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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