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平凡パンサー 6-3 HARUNA 2008.6.15
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2.GG500 戦評〈1〉
PANTHER TOUR GG500 杉山レンジャーは危険なんだ。命を落とす事もあるんだぞ!
やっちゃった〜。新人のクセに優勝……まったく昔から伝統で、ここからダメ人間になってゆくんです。
緑豊かな大地には不似合いなショッキングピンクの館。そこに、とても日本経済の役にたっていそうにもないオヤジ達が密かに集合し、大した成果もあげられなかった洞爺湖サミットの百万分の一の価値もない会議を開こうとしていた。

「おい、野郎ども集まったか?」 集合をかけたのは杉山だった。「最近気付いたんだが、もしかして俺達は350でも500でも全く活躍していないんじゃないか?世間体って事もあるんだから“スギヤマ”の名前に傷が付くようなリザルトは今後勘弁して欲しいんだよ!」と、あたかも名門チームのように話す杉山の無茶な注文に山田が「500では山形さんが昨年2勝してますし、350でも最終戦をポイントリーダーで、しかもオーバーテイクポイントもトップで迎えるという天才、そう私こと“山田”がいるじゃないですか。」と口元から見える真っ白な歯をキラリと光らせ、得意満面に語ると「夢みてんじゃね〜よ。バ〜カ、そんな訳ないだろ〜が。お前が活躍したレースなんて見た事がネ〜ヨ!」と、全く信じない杉山に、湯山が「あのね杉山さん、山田さんも嘘までついてチームを盛り上げようとしてくれたんじゃない。わかってあげなきゃ。」と強く諌めた。

山田が得意とする“影の薄さ”がここでも見事に発揮し、事実を闇に葬っただけで無く、チームに暗い陰を落とす事に成功したのだった。そう、杉山カートと言えばそれぞれが特種な能力に目覚めた超人、天才が集まっているカートチームなのである。その能力は日本国中のチームから恐れられ、畏怖の念を持って語られている。そう、その名も“変態の梁山泊”。奇人・変人の集まりなのだ。

杉山が榛名の基本戦略を語った「今回は新人の相原さんもいるが、まだまだ使るまでには時間がかかる。北原さんと渋谷さん、君たち二人の天才に500の優勝を託そうと思うが、やってくれるか?」 すると北原が「私を誰だと思っているんですか? 杉山レンジャーの一人、スタ−ト時の混乱やレースのアクシデント等危険なシ−ンのスペシャリスト、『キ印』こと“狂(キ)レンジャー”北原ですよ。」「そう、そして私が馬鹿なツアーの参加者とは一線を画す知的戦略のスペシャリスト『チ印』こと“痴(チ)レンジャー”渋谷です。この二人が揃えば不可能はありません。」「二人とも良く言ってくれた、ありがとう期待している。で、北原さんは分かるんだけど、渋谷さんって何色になるの?」「……」

一抹の不安を残した杉山だったが勝利の方程式はしっかりと掴んでいた。その時だった、新人の相原が涙ながらに訴えたのだ。「僕にもレンジャーをやらせてください。僕も杉山カ−トの一員です。」「馬鹿を言うな! 杉山レンジャーはとても危険なんだ。命を落とすこともあるんだぞ!」「死んだってかまいません!」 相原の涙と鼻汁の訴えに負けた杉山は、古い水谷のユニフォームを相原に差し出し「見た目も気にせず、死にもの狂いで走っていた肉体派戦士のユニフォームだ。彼の血統を引き継いで欲しい。」「血統の“赤レンジャー”ですか……」「そう、見た目を気にしない“垢レンジャー”だ。」「ありがとうございます。」

そして3人は、榛名に備えて、他人の迷惑になるような特訓を繰り返すのだった。フレンズパンサーチーム解散の後、メンバ−達は地下に潜り、茶飲み会や馬鹿話し等の恐るべき特訓を受け、目的の為なら手段を選ばないツアーテロリストとして他のチームに潜入し、阿部よりも身長が高いというコンストラクタートロフィーを狙い活動を始めたとの情報が事務局に伝わって来た。

その時だった。日本刀を振り回り、大暴れしている男が現れたのだ。今年度から初参戦となるアオヤマから参戦している手塚五右衛門である。彼は他の人の領収書を見るや否や「フフフッ! ハンコが無い。経費として認める事ができない。バッサリいきます。イヤ〜ッ!」と切り刻んだかと思えば「ハッハッハッ! これが領収書だと? フザケルンジャねえ!! “上様”が俺に通用すると思っているのか! オトトイ来やがれ!」と暴れ回り、コストを切って切って切りまくっているのである。「イクちゃんツアーは大丈夫?」と心配するツアー面々の問いに幾橋は笑って言った「大丈夫、杉山レンジャーに任せてある。」

その時だった、掲示板の上に黄色い影が現れてポーズをとったのだった。「狂レンジャー、北原参上! ヤイ、手塚五右衛門。私はサラリーマンだ。税引後のお金が振込まれるだけだ。この攻撃を受けてみろ。“サラリ〜明細!!”」北原の手から一枚の紙が手塚めがけて発射された「うわ〜、これじゃあどうしようもない〜!」 ドカ〜ン!! 手塚五右衛門の最期だった。

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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.34 第6巻3号(通巻34号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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