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平凡パンサー 5-3 HARUNA 2007.6.17
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6.OG350 戦評〈2〉
PANTER TOUR OG350 森さんが歳を誤魔化してるのは、参加年齢の為じゃなく年金を貰ってる為なんだって。
まじめな山田さんはボ〜ッっとしているときでも真剣にボ〜ッとしている??
そろそろ愛車のトニーの御臨終が近い森が、が、ただでは終わらないと最後の勝負に出ている。森は「白雪姫とシンデレラと眠れる森の美女だとシンデレラが可愛いと思うんです。」と現在進行中の“マル秘作戦”について語ってくれた。森によると「このレース、ダメだ!!」と思った瞬間、レ−スを途中棄権してピットレーンにガラスのタイヤを残して去って行くという作戦らしい。そうして「あの速かった男は誰だ!」と評判になり、苅米を見限って他のチームのエースとして採用されようと言うものなのだ。それを聞いたライズでは「森さんはああ見えても頭が良いですから、凄い作戦だと思います。」と再契約を匂わせ、彼の作戦の第一段が「浦島太郎作戦」で白煙を浴びて年寄りに変装し相手を油断させるモノだと教えてくれた。それを聞いた参加者は一様に「35才だったのか……、どう見ても今村さんの同期だと思った。」とその作戦の完璧さに驚いていた。

山下と同様に山田は全てのレースでポイントを獲得、シリーズチャンピオンに向けてなかなか良いポジションに付けている。しかし上位では唯一ポディウムの経験がなく地味な印象が否めないのも事実だ。実は山田は昼間の仕事の他に夜の仕事がある。それは「必殺仕置人」なのである。そのため、世間に触れる仕事では堅実で突出しない地味なサラリーマンを装おう必要があり、レースでもその習性が抜けない為、どうしてもポディウムに登れないのだ。その時♪チャララ〜ン♪という音楽が聞こえ屋根の上に山田の影があった。「山田さん!!」事務局に緊張が走った。「悪かった、秘密は守る。助けてくれ〜!!」根性のない事務局はすぐにあやまった。しかし山田はこちらの声が聞こえないのか屋根の上からおりて来ない。「山田さん……?」息を呑む重苦しい時間だった。五時間たった。何時まで待っても降りて来ない山田を不審に思った事務局が近付いてみると「いや〜すみません、昼間の仕事が終わらなくて。」とテレながらサービス残業をする山田がそこに居た。あんまり“仕事”の出来ない仕事人のようだ。

350の女性陣がここにきて成長が著しくとてもかなわない状態になっているが、久美を警戒する声は聞こえても善子は無警戒となっている事に対して善子は「だって私は敵じゃないでしょ!かわいいアイドルだから、敵対心なんてもてないんだよね。」と語ってくれた。その言葉を聞いて、なんか相手にしなくっていい理由が分かったような気がした。

この世の中には不思議な病気がある。一般よりも早く老化現象が出現し、早い人は子どものうちに亡くなってしまうという病気だ。この厄介な病気の亜流になんとあの蟻馬が懸っている事が判明した。それを聞いたベアのメンバーは一様に「そんな、信じられない。見た目は汚いけれど老化現象なんて全く無いじゃないか。」「そうだ! 見た目は本当に汚いけれど、まだまだ若いじゃないか。」と世間体を考えて悲しい振りをし、聞く気も無いが詳しい説明を求めた所。「残念ながら発病は事実です。蟻馬さんは老化現象を全く見せず永遠に若さを保つという病魔に犯されました。得に脳みそは3才の頃から発病していたらしく成長が止まったままです。」と衝撃の発表をした。「そんな、皆のアイドル蟻ケンが歳を取らないなんて、無茶苦茶迷惑な話だ。」と衝撃の事実にベア全体が本当に悲しみに包まれてしまった。早期の治療をと「先生、どうやったら蟻馬君を早く抹消できるのですか。」と詰め寄ると「不可能です。蟻馬さんのキャラを考えても、のさばるとしか考えられません。」と絶望的な見解を述べた。「そんな……、スッゲー迷惑……。」たった一人の人気者の病気が大勢の人が不幸してしまった。蟻馬の治癒を真剣に皆が望んでいる。

今年から蟻馬とチームを組んだ三ヶ尻はこの悲報を聞き「いえ、たとえ病気でもチームを解散する気はありません。」と、居ても居なくても別に大した変わりは無いと語ってくれた。さらに三ヶ尻は「彼はとても親切で、カートについて必要の無い事を色々教えてくれますし、わざわざ自分の車を出して皆を送迎、運転手を押し付けてくれるなど、私にとって希有な存在なのです。」と一方的に付きまとわれていて、別に友達でもなんでもないんだよと、必死で弁明していたが、現状では蟻馬の友人ということで変態としての評価が鰻上りなのは変わらないようだ。

佐藤修一が今回は見せてくれた。若いがその深い経験に裏打ちされた走りが全く地味で、誰も気付かないという“そういえばそう言うヤツいたな〜走法”を披露、リザルトによると本当に走っていたらしい。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.27 第5巻3号(通巻27号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/遠藤さん 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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