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平凡パンサー 10-6 HARUNA 2011.10.9
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7.GG500 戦評〈4〉
PANTHER TOUR GG500 巨人軍は高橋さんの意外性を高く買っている
ベアの三人集。

石川は何故速いのか、早瀬は何故旨いのか?それは不思議な遺伝子の為せる技だったのだ。そう石川は石川五右衛門の子孫だったのだ。

しかし疑問がある、そう釜ゆでで刑死した人物の子孫とはどういうモノなのだろうか? 何故そこに早瀬がからんでくるのか?

実は、釜で茹でられた細胞が闇の中で増えてゆき3つの生き物が生まれた。もちろん人間では無い、また動物でも無い、だがその見にくい身体の中には正義の血が隠されているのだった。その生き物、それは人間になれなかったYOU界人間だった。

3つの生き物は、石川・田中・早瀬と名乗り、カートを始めた、彼らはカート界の悪者を退治しチャンピオンになることで人間になれるからだ。何故なれるのか? それは彼らが理不尽だかららしい。しかし、内状をしっている関係者のなかには疑問を持つ者もいる。そう、あのまま人間になっても見た目は妖怪とあまり変わらないから、努力する意味があるのだろうか?ということらしい。無駄な努力をするYOU界人間、次回は11月6日に千葉で見られる!!

NASAから小惑星が地球と月の間を通過すると発表があった。この小惑星は幅が400メートルに過ぎないが、もし地面に衝突した場合の衝撃は、マグネチュード7の地震に相当する衝撃か、海におちた場合は20メートル以上の津波が発生すると言うものだった。

すると驚いた事にまたNASAが遥かに小さいが、間違い無く地球に衝突する小惑星が近付いて来ているとの発表があった。

すぐに世界各地の天文台がその軌跡を計算した所、榛名で開催されているパンサーツアーの舛添の頭の上に落下するという答えが出た。また、観測に寄って明らかになった事は、その小惑星は"金たらい"の形をしており、体積は500gとかなり軽いことが判明した。そしてその落下が舛添がよくコースアウトすることと関連性があり、舛添さえまともにレースを走り切ったら回避することが分かったのだ。日本政府はすぐに舛添に「安全運転でいいから、必ずコースアウトしないで帰って来て欲しい、もし成功すれば国民栄誉賞を出し手も良い」と懇願にも似た応援メッセージを寄せたのだった。

そしてレースが始まった。全員が息を呑む緊張の中周回は進んで行った。そして、舛添はあっさりコースを割ってしまった。
「あっ!!」
空から落ちて来た"金たらい型小惑星"は舛添の頭にボ〜ンという音とともに衝突した。
「いって〜!! なにすんだよ!!」
舛添は痛がっていたが無傷だった。
「なんか罰ゲームみたいじゃん。」

そう、これはベアレーシングが4年前に、コースアウトばかりする未来のチーム員にむけ発射していた"罰ゲームたらいロケット"だったのだ。ベアの田中は「成功、成功。」と喜んでいた。

日本ハムの菅野指名で騒然となったドラフト会議だったが、実は巨人の6位で高橋が指名されていたのだ。高橋はツアーでまったくやる気の無い走りをみせることで有名で、全く期待していない時に活躍する天の邪鬼なレーサーなのだが、どこが巨人に気に入られたのだろうか、ベアの事情通によれば「巨人軍は高橋さんの意外性を高く買っているみたいです。、パシリで缶コーヒー買いに行かせたら自動販売機デ当たりを出すんじゃないかとか、つまずいてこけたら宝くじの当たり券を拾うのではないかとか、馬券を買いにいかせたら間違った券を買って来て、それが万馬券だったりとか、なんか異常に高橋さんの才能に期待しているみたいなんです。」

そう、実は高橋のそういった不思議な力は本当の話で、彼の周りには驚くべき話がいくつもある。だがしかし、巨人軍が一つだけ勘違いしているところがある。それは、高橋は他人の為にその才能を今まで使った事がないのだ。巨人の優勝は来年も期待できない。

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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.56 第7巻7号(通巻56号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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