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平凡パンサー 10-6 HARUNA 2011.10.9
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4.GG500 戦評〈1〉
PANTHER TOUR GG500 ショックで山形のエロパワーがゼロになってしまった。
加藤さんはダントツの70歳

GG500ではトップクラスの速さを見せる手塚だが、生来の"さみしがり屋"の一面がつい出てしまい、他のカートに寄っていってしまうという困った一面が有る。そう、寄って行くだけならよいのだが、ついつい接触してリタイアになるケースが多いのだ。そのこといついてチームアオヤマの事情通は「皆さんは気づいてないかもしれませんけど、手塚さんはただ接触してるわけじゃないんです。接触した時に片輪だけのりあげる"お手"やフロントが持ち上がってしまう"チンチン"等というハイレベルな芸をやっているんです。カート界で唯一の接触アーティストだということを忘れないでください。」 と、手塚の芸術的な走りを熱く語ってくれた。ちなみに手塚はレース中に「待て!」と言われると「よし!」と言われるまでず〜っと動かないらしい。

川崎にオープンした『藤子・F・不二雄ミュージアム』が大人気なのを聞いて、山形が彼の足跡を展示した『H.山形ミュージアム』を企画しているという情報が流れてきた。すると驚いた事に世界中から『待ってました、期待してます!!』という大絶賛の嵐が巻き起こった。世界中の男性が、伝説の山形秘蔵の宝物が展示されるかもしれないと色めき立ったのだった。ある山形信者の男性は「山形さんの女性を艶っぽくみる審美眼は神の域にたっしてますから、その山形さんが集めた書籍や映像なので死ぬ前に絶対に見たいと思ってたんです。」と、涙を流していた。

そんな声を受けて四国八十八箇所の次の霊場として登録したいという声だけでなく、異教徒に対して厳格なメッカの聖地にさえ山形ミュージアムのポスターを貼ってある。また、ニューヨークのブロードウェイでは『エロ詩人山形の華麗なコレクション』と言う新作が上演され、3年後のチケッとまで完売してしまった。

そんな山形に重大事件が起こった。そう、大ファンだった星野あきチャンが結婚してしまったのだ。ショックで山形のエロパワーがゼロになってしまったのだ。

その情報をいち早く入手した日本政府は真っ青になり、『山形のエロパワーは間違い無く外貨を稼げます。早急にエロを覚醒しミュージアムを実現する必要があります。』と、毎日財務省の官僚が雑誌『GORO』のバックナンバーを山形宅まで持参し、グラビアぺージで無理矢理エロを蘇らせようとしている。

山本は不思議な体質をしている。植物とそっくりなエネルギー生成を行うのだそうだ。実は山本、30億人に一人という"月光合成"という化学反応を体内で起こしエネルギーを得る特殊な身体をしており、夕食時にとるアルコールと月の光と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成し、酸素を排出しているのだそうだ。もちろんその時にとる夕食はまったくのダミーで、1日後にそのままの形で出て来るので、よく噛まないと切れ痔になってしまうらしく、ちょっと注意が必要らしい。

「山本さん、そんな体質ならば、夕食はとらないで、お酒だけ呑んでたらいいんじゃないですか?」「やっぱりそれだと、僕の身体を心配してくれて『お酒ばっかりだと身体を壊すよ』と助言してくれる人がでてくるんですよ。気をつかわすのは悪いですから。」 と、実に心優しい気遣いを語ってくれた。そんな山本はもちろん月の光を浴びるときにも人に気を遣わさないように狼に変身し、周囲を納得させているそうだ。

歴史的な円高に苦慮している日本政府は、円売り介入を行っているが、第二段として新紙幣の発行を目論んだ。

財務省関係者によると、現在日本紙幣の肖像画に使われている人物は歴史的な偉人で基本的にプライドを持ち、志が高くあった人物ばかりなので、どうしても価値の下落ということを紙幣自身が好まない傾向にあるらしい。そこで、親しみやすく無闇に円高にならない様重量感があって、偽札防止のためにヒゲをはやしている人物を新紙幣の肖像画に抜てきし、メンタルの面で円高を防ごうというものだった。そこで選ばれたのが関根だった。

関根の写真がCNNのニュースで放映されると、投機筋に嫌悪感が走り「たとえ大きな為替差益を産むとしても、あの関根の円を買うのはちょっと生理的に無理だな。」 と、見事に円売りに市場が動いたのだった。

一時は成功したかに見えた政策だったが、その後円は日本政府が想定していたよりも大きく下落してしまった。その原因を財務省は「関根氏を一般人として発表しましたが、実は意図的にハードルを下げて選定しました。」 と、円高防止効果を求めるあまり、あり得ないくらい妥協した人物を選んだ事を認めたのだ。そして、500人規模の免職者をだす大事件に発展し、連日紙面を賑わせていることになってしまった。関根の日本人としてのランキングは蛭子能収の3つ上らしい。

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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.56 第7巻7号(通巻56号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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