Club PANTHER official website レーシングカート『クラブ・パンサー』公式ホームページ Club PANTHER official website レーシングカート『クラブ・パンサー』公式ホームページ Club PANTHER official website レーシングカート『クラブ・パンサー』公式ホームページ
TOPページ Topics Club PANTHERについて マシンについて レースについて Q&A お問い合わせ
平凡パンサー 10-4 TOCHIGI 2011.7.11
10 11 12
3.OG350+GG500 戦評〈2〉
PANTHER TOUR OG350+GG500 皇太子の義理の弟になるはずだった、とうそぶくのが高橋だ
井上陽水ではありません。関口さんです。

エッフェガーラの松元がその才能を発揮する事無く3位にとどまってしまった。

ツアー独自のピットインのルールは、前の車のピットインにつかえてタイムロスするかもしれないというプレッシャーがあり、この不安感から逃れる為に初心者はどうしても最初にピットインしてしまう。松元もこの罠にはまり1周目にピットインしてしまったのだ。

最初にピットインした者は、タイムロスは無いし、ピットの渋滞に引っ掛からなければ、いつしても同じようなものだが、実はツアーだけは違うのだ。ツアーで後半を走っている人間の中には長年レースをやっていて、この努力もしなければひたむきさも無い『腐ったミカンレーサー』、そう口だけ達者な人生エンジョイ系レーサーが数多くいるのだ。

この連中と走ると"腐ったミカンレーサー"達のスピードが異常に遅く、本人は速く走れてオーバーテイクができ楽しく感じる。しかし、実はこのとき既にミカンの毒に犯されており、楽しく走れているが、タイムは全くでなくなってしまっているのだ。専門家はこのツアーの後半部分を『レース界のバミューダトライアングル』と呼び、松元もこのトライアングルに引っ掛かってしまったのだろうと言っている。

エッフェガーラではこの問題を重大だと考え、緊急対策として"運が良くなる壷"を10万円で購入、他のカート屋から「なんでも買ってくれるぞ!」と、業界で大きな話題になっている。

自分自身を名門の御子息だと言い張り、本当は紀宮清子の許嫁で、皇太子の義理の弟になるはずだったとうそぶくのが高橋だ。もちろん高橋が飼い猫の許嫁だと宣言しても、飼い主が怒るくらいの社会人としてポテンシャルが高い高橋なので、今回の発言の内容があまりにも重大で世間を騒がせる恐れが出て来たため国家公安委員が乗り出してきたが、その発言を目の前で聞いていたベアの田中が「へ〜っ、」と無関心な相槌を打った為、難しい漢字が入る会話はツアーでは理解できない事がわかり、東京大学心理学教授池田謙一は「馬鹿ばっかりの国家は、間違い無く平和な社会を形成する。」という論文を発表、次期ノーベル賞の候補になっているらしい。

近藤和彦がツアーに参戦して来た。同名のプロ野球選手で大洋に在籍した天秤打法で名を馳せた天才打者がいたが、この近藤和彦もまた天才だった。どこが天才だったかと言うとちょっと思い出せないのだが、多分天才だったようなきがする。チーム監督の淳平も彼の才能には心酔しており「パッとしないんだよね。」と非常に高く評価している。もちろんこのツインリンクもてぎ北ショートサーキットにでも、そこそこの予選リザルトから、順位をちょっと下げ、見事にどおでも良い成績をおさめる事に成功するという、誰でもできる離れ業で、ツアー全体に強い印象を全く与えなかったことは、やはり近藤和彦の天才の片鱗だと言われている。

村田が初表彰台をゲットした。普通ベア以外でツアーに参戦する人間は、経験者でそこそこ才能のある人間が"勝てそうなレース"となめて参加し、本当に優勝してしまうことが多いのだが、チーム武蔵野は、レースのレベルに合わせて参加者を推薦してくるという、ある意味真っ当な決断で村田をツアーに参戦させてきた。もちろんこれには深い意味が有り、チーム側が一生懸命に頑張っても実際、チーム員がそれに応えてくれることはまずない。それならばサーキットサービスの手を抜いてもわからないんじゃないだろうか? というカート界に革命を起こす『カート屋だって日曜日にこっそり休みが獲れる』理論で、友人のカート屋とバカ話しをしながら「初心者の段階では、まず自分で考えてやってみて下さい。それが伸びるこつです。」と言いながら働いている振りをするというものだ。ところが村田が2位表彰台に載ったものだから、あわててしまい、「村田さんすごいですね〜。今年後半んはポディウムの頂点を目指しましょう。」と、心にも無い事を言うハメになってしまった。次ぎは真面目に働かなければいけないのかと、すこしビビッている。

1.表紙へ→
2.OG350+GG500 戦評〈1〉へ→
3.OG350+GG500 戦評〈2〉
4.OG350+GG500 戦評〈3〉へ→
5.OG350+GG500 戦評〈4〉へ→
6.OG350+GG500 戦評〈5〉へ→
7.OG350+GG500 戦評〈6〉へ→
8.OG350+GG500 戦評〈7〉へ→
9.OG350+GG500 レース結果〈1〉へ→
10.OG350+GG500 レース結果〈2〉へ→
11.OG350+GG500 ポイントランキングへ→
12.PANTHER NEWSへ→
※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.54 第7巻5号(通巻54号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
TOPページTopicsClub PANTHERについてマシンについてレースについてQ&Aお問い合わせ