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平凡パンサー 10-3 KANTO 2011.5.8
10 11 12
3.OG350+GG500 戦評〈2〉
PANTHER TOUR OG350+GG500 凡人を演じさせたら世界一という非凡な才能を持っている
杉山さんと渋谷さんの作戦会議、内容が理解できないのが杉山さんで、実行できないのが渋谷さんです。

ここ袖ヶ浦では空を飛んだり、回転したりと色々話題が尽きない石川だが、今回はスタート直前に見事なパフォーマンスを魅せてくれた。そう、スタートでフライングを魅せてくれたのだ。

実はパンサーツアーではサーキット毎の地方ルールというのを認めている。事務局のメンバーがレースをしている為、サーキットが管理しやすい方法で運営を認めているからである。今回袖ヶ浦サーキットではスタートで動いた人が多数いたのだが、少しくらいのフライングしたは大目に見るという事だった。しかし石川の件だけはあまりにもひどく、見過ごす事が出来ないということだった。

それは、石川はレッドランプが消える前に、レースを観戦している美女の元へとスルスルと近寄り、自分のカートに乗せて、さっさとスタートしてしまったのだ。もちろん優しいツアー事務局と袖ヶ浦サーキットは、それでもフライングには目をつぶろうとしたのだが、石川が美女に「海辺でディーナーを……」と誘っていたにもかかわらず、実際はインフィールドの5コーナーの草むらに連れ込もうとしていたことが発覚、余りにも"速すぎる"行動にたいしてフライングが言い渡されレースリザルトに10秒プラスの裁定が言い渡されてしまった。

それについてファクトリーユーの代表田中は「石川さんが選んだ彼女の隣の子の方が好みだった。」と語り、サーキットにカート目的で来ていない事がバレてしまった。

カート界で奇人としられる杉山が久しぶりにレースに参加した。実は杉山ほどの人物になると、あまりにも奇行が過ぎる為、環境省から絶滅危惧種として登録されており、捕まえるとツチノコを探している団体から懸賞金が出るという信じられない特典が付いている為、あまりおおやけの場(レース)に出てくる事ができないのである。

そんな杉山なのでレースでも迷惑なことに実力をみせつけ、最下位からのスタートだったにも関わらず、1周目には11台を抜き去り、4周目には9位に順位を上げ、わずか数周で20台を抜くという離れ業を披露し、3位表彰台をゲットした。事務局ではそんな杉山の才能を高く評価しており、レースのさい、異常にきれい好きの杉山の為に、ドロや水をまいたりして杉山を元気づけている。それは、"ほら、レースに出たからカートが汚れちゃった。気を付けてね!"という杉山に気を使った応援メッセージなのだ。もちろん活躍しない時には応援はしないのだが……。

もうひとりの困ったちゃんは、稀少価値もなければ速さも全く感じさせない凡人を演じさせたら世界一という非凡な才能を持っているベアの田中だ。もちろんカート屋の社長であるだけでなく、業界の重鎮として、カート界のみならずレース界でも広くしられている人物なので、実際はそんなに遅く無いという話を、本人が良くしているのは周知の通りだ。普通に考えて、ベア周辺からレーサーとして大成したレーサーも多く存在しており、田中が遅いというのはあり得ない話なので、率先してピエロ役を演じているという見方が現在主流になっている。しかし、不思議な事に1回も活躍した過去がないというのも、これまた事実なのである。では、実際田中は"速い"のか"遅い"のか、ツアーで最近はやりのフランス原子力機関に田中の資料を送り測定してもらった。結果はヨワ素とドジフムが検出された。レースには全く向いていない体質なんだそうだ。

後藤はツアーでトップにいるわけではないのだが、気が付けば上位にいる、そう関根と同じく超重量級でストレートは異常に遅いが、コーナーが異常に速い、テクニックでは最上位にランクするレーサーなのである。

しかしツアーの参加者は後藤のことを全く警戒していない。異常なコーナリングでタイムを刻んで来る後藤なのだが、やはりストレートは遅く、加速しないのだ。その為ツアー参加者は後藤を体重の為に評価されない非運のレーサーと思っている人も多いが、実際はマゾ(本当は内緒)で抜かれる時に快感を感じている普通の変態なので、安心して欲しい。

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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.53 第7巻4号(通巻53号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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