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コレが事務局長のイクちゃんです。まったく活躍しないので写真で紹介します。 |
ツアーでは新人選手が緊張しないようにとの配慮から、最下位の座を常に用意している。この席は他の参加者を喜ばせ、感謝される大変貴重なポジションだからこそ、常にやさしいツアー事務局はベテラン参加者に「最下位は、体にも優しく、長くカートに乗れてとても楽しいポジションで、もちろん乗車時間単位のコストもリーズナブルで言う事が無いリザルトだけれども、ここはぜひ新人に譲ってやって欲しい。」と、暗に通達さえ出している。
しかし、最近の新人はその優しさが解らず、敢て辛い"練習"や難しい"セッティング"を覚え、新東京などで練習で中学生に負けて、さらに頑張ってしまうドMの新人が増えている。もちろん今年から350に参加している岡澤も、そのドMのひとりらしいのだ。
そこで岡澤にもっと強い刺激を与えて、努力やセッティングの迷い道から方向修正してあげるべく、新人の時にいきなり2位を走った経験を持ち、その後グダグダのカート人生を送っている風戸に相談してみた。
「えっ?刺激ですか?APGには良い所がありますよ。ジョニーの丘です。無茶苦茶心にグサっときますよ!」と、教えてくれた。
ジョニーの丘とは、風戸(ジョニー)が初めてここAPGに望んだ時、最初から1コーナーを思いっきり攻め、膨らんでそんまま外の土に乗り上げ、新車を曲げてしまったという、名所のことである。
そこで事務局は「ポディウムに登より、コースサイドの丘を駆け上がった方が、一生心に残るインパクトがあじわえるよ!」と岡澤に伝え、ベアの田中には、シャーシを曲げて新車購入となった場合のバッックマージンを要求する事も忘れなかった。
結果、素直な岡澤はレース中コースサイドの登丘を決行、残念ながら方向音痴の為、ジョニーの丘には登れずシャーシを曲げるという強烈な体験をすることはできなかったが、最下位という極上のリザルトを経験することができた。
今後も事務局は岡澤が間違った方向に行かないようにベアと協力充分取り、真のカーターへの道へ導いて行く予定だ。
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