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平凡パンサー 10-1 CHIBA 2011.3.6
10 11 12
5.GG500 戦評〈1〉
PANTHER TOUR GG500 虎屋のミニ羊羹に発信機が仕込んであるんです。
う〜ん。カタギには見えない。

かつてGG500に"三馬鹿"と呼ばれる伝説の3人がいた。

それば、パンサーツアーが350と500に別れた初年度、500は鴨居・山形・山本の三人が交互に勝利していた。余りの速さに他のメンバーから煙たがられ、50才を越えているにも係わらず山形と山本は350に一時追放され、何故か鴨居だけはカートとは関係ない理由で、カーチャンに謹慎を言い渡されてしまった。そしてGG500は年老いたオッサンたちのお遊技クラスへと性格を変えてしまい、勝利を渇望する狼たちの格好の獲物に成り下がってしまったのだ。そう、そんな弱味に付け込んだのが風戸を始めとする500特別枠の連中だった。彼らはGG500をOG350の前哨戦レースへとその性格を変ぼうさせ、GG500のメンバーをオーバーテイクの練習台として冷遇したのだった。

「このままでは50才以上の人間がレースできなくなってしまう。そうだあの三馬鹿を呼び戻すんだ!」
「そうだあの三人なら50才以下の人間に立ち向かえる!」

その声に答えるべく、最初に見つかったのは山形だった。秋葉原のAKB48の劇場で板野友美の追っかけをしていたのだ。
「山形さん、500へのフル参戦をお願いしたいのです。是非GG500を助けてください。」
「わかりました。最近のアイドルは胸の谷間も見せない。パンチラしても半ズボンをはいている。こんな世の中は変えなければいけない。GG500の為に尽力しましょう。」

純白のパンツをはかなくなったアイドルに嫌気がさしていた山形は、リアルGG500のメンバーとしてチャンピオンを目指すと言ってくれた。その時のスーツの上からパンティーとブラをつけ、足にはガーターベルト付のストッキングをはいた山形の勇姿は、(思わず笑っちゃって)流れる涙でぼやけていたらしい。

次に見付かったのは、赤羽根の派出所で酔いつぶれて監禁されていた山本だった。「山本さ〜ん。チャンピオン目指してくれます〜?」「いいよ〜、どんどん持ってきて〜……」

焼酎の瓶をかかえたままの山本は引き受けてくれたようだった。
「え……ええ…、間違えなく山本さん本人です。僕が身元引き受け人としてつれて帰ります。」

山本はハンコ一つで、請け出して来れたので簡単だったが、自宅に届けるまでのオヤジギャグの連発で、連れに行ったメンバーは精神に若干の異常をきたしてしまった。

最後に見付かったのは鴨居だった。地元にはいなかった。東京か?それとも埼玉に行っているのか?……鴨居の足取りは全くつかめなかった。そう、鴨居は狡猾にも船に乗って三浦半島でこっそりと暗躍していたのだった。
「鴨居さん、ようやく会えました。」
「えっ?どうしてここが分かったんですか?」
「鴨居ママに聞きました。」
「えっ!!……ママに聞いた??? えっ? ええ〜っ? なんで、分かったんだろう?」
「鴨居さんがお土産に持参している。虎屋のミニ羊羹に発信機が仕込んであるんです。」
「はっ、発信機!……。」
「ええ、そしてこのお店も三ヵ月前にママが買収されまして、ママが社長になってます。」
「……。」
「それから、ツアーはママに許可をもらってます。」
「えっ? ツアーは参加して良いの?」
「はい。ツアーは年間スケジュールが出ていますので、サーキット周辺の鴨居さんが行きそうなお店はすでにママの組織下に入ってます。『勇気があるなら、遠征先でチャレンジしてみて下さい。』と、ママから伝言を承っております。」
「……。」

そしてパンサーツアー初戦、人生に絶望した鴨居は見事に優勝。山本は一年間の戦いを見据え、初戦はボーナスを増やさない最上位の4位と、これまた作戦とおり。山形は第2戦が得意の御殿場ということもあって、ボーナス5秒を減らす作戦を取り、次戦での優勝を狙っている。今年は復活したこの3馬鹿の戦いから目が離せない。

昨年のチャンピオン和田は2位フィニッシュと上々の滑り出しを見せた。
1周目でピットインをした和田は、同じ周回にピットインしてきた渋谷と倉澤に、ピット渋滞というツアーならではのアクシデントで、レース終了後に「1周目にピットしたら、つっかえちゃって、アレさえなかったら……」という言い訳ができる最高の舞台を二人に与え、感謝の印しとして千葉名物のビワのゼリーを贈られ、「チャンピオン、本日はお世話になりました。またよろしくお願いします。」 と、渋谷と倉澤に大変感謝されたと、1位になれなかった言い訳を、二人の立場を善くする為にチャンピオンとしてボランティアの精神を発揮したせいにし、見事な言い訳にしたてた。

初参戦の参加者は、レースに勝てなかった訳を人のセイにするれば、意外に楽に生きてゆけるんだと、本気で頑張ったけど2位だった和田の、話の巧妙さに、拍手を送っていた。

新東京で一番速かったのは手塚だった。しかし手塚は、不思議とライバル後塵にきす傾向にある、それは
「手塚さんさ〜、俺はタイトラで0.6秒遅いんだけど、優勝するにはどうしたら良いかな〜?。」
と鴨居から相談を受けた手塚は真面目に
「僕が今日一番速いので、先頭だとスリップは無いし、目標もないので、ピットを後半にするとタイムロスします。そこが狙い目だと思います。」
「じゃあ、その通りタイムロスをお願いします。」
「えっ?……ハ……ハイ。」

無茶な要求であればあるほど、手塚は奇跡のシナリオを見つけだし提示してしまうので、今回も鴨居に自分の追い抜き方を伝授。見事に成功し、手塚のツアーでの順位は下がったが、顧問としての評価は業界トップクラスを維持している。

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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.51 第7巻1号(通巻51号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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