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カメラが石井ちゃんにピントを合わせるのを拒否してしまいました。 |
先日あるテレビ番組で名字の由来についてやっていた。その中でパンサーツアーの参加者の名字で"山田"についての由来が解説されていた。
"山田"というのは地形から来た名字で、山と田圃があったことから"山田"姓を名のるようになった……と当たり前の解説があった後、その特長として、(1)佐藤・鈴木などのメジャーな名字を押さえて全国満べんなく存在する。もっとも普通な名字。(2)偉大な功績を残した事のない、見事に平々凡々な人たちの名字。(3)存在感や印象が希薄なため、名字の記入例に良く使われる名字。と、実に凄さを感じさせてくれない無いようだった。
そんな馬鹿な話もテレビ番組の大袈裟な演出のせいだろうと、ツアーの山田の印象と照らし合わせてみた。
事務局全体で山田の活躍した印象が全く無かった。そして最下位争いやアクシデントで笑った記憶も無かった。
「で、山田さんてどんな感じだっけ……?」
「カッコ良い感じじゃないし、アリケンみたいに顔で笑えるタイプじゃ無かったよね。頭髪もふさふさじゃなかったけど、ビンキューさんみたいにハゲを話題にするほどじゃないし……。」
「そうだよね。逆に微妙に話題にしにくい頭髪の量だよね。」
「同じ杉山カートの山形さんのようにスケベでもないし、渋谷さんのように頭が良い感じでもないし……」
「カートもツアーで一番多いファースト派で、別に最新型をいち早く導入はしないよね。」
「誰かが導入してから購入するタイプだよね。」
「今回のレースでも、スタートダッシュは丸さんが異常によくて、山田さんは2番目、その後いっさいバトルをする事無くゴール……。」
「ほんと、活躍しないし、失敗もしてないよね。」
「もしかして、山田さんって自腹で参加してくれるエキストラって感じ?」
「おっ!それバッチリ。ツアーだったら役名はレーサーA、台詞は無し。」
「刑事ドラマなら……。死体の死因をしらべる鑑識のひとりで、番組の最初にちょっと出てきて終わり。」「死体の役もできないの?」
「そこまで華はないでしょ。」
事務局では山田さんをメジャーにする為にレーサーAとして登録してもらう方が本名よりもインパクトがあるという意見が多数を占めた。テレビ局って意外に真面目に番組を作っているんだなーというのが今回の結論だった。
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