|
山本さん。名前を使ったオヤジギャグでこのキャラ決定。 |
「うわぁ〜!! ホンダがF1やめちゃったよ〜!」と大いに嘆いているのが凛太郎だ。
「そうだよな、日本人にとってF1の先駆者だもんな、ホント応援してただけに残念だよね。」
「違いますよ、僕が乗るF1シートの一つが減ったんですよ。困りますよ。」
「え〜!! お前F1狙ってるの〜?」
「もちろんですよ、夢は大きく。良い事でしょ?」
「そりゃそうだな、お前が言うとおりだ。夢を持つ事は大切だからな。」
「それに僕が乗るとピカチュウのF1になるでしょ? かっこ良くない?」
「それは凄いわ、世界中の子どもが熱狂するかもね。」
「だからお父さんには100億くらい用意してもらって。ピカチュウには数年後にディズニー位いの規模になっててもらわないとな〜って思ってるんです。」
最近、父親の久保は下向きがちに「子どもは元気に育ってくれさえすればいい。」と、言っているらしい。
久美が淳平とタッグを組んでから一年がたつ。この一年、淳平は持てる力を全力で久美に注いだし久美も真面目にそれに取り組んだのだが、思った程の成績は上がらなかった。こことに対してツアーの関係者は「だってさ、久美さんの紫外線対策って凄いでしょ、高価なファンデーションを厚く塗って、あれだけで10kgはあるから、淳平はあれを止めさせないと結果でないよね。」「そうだよね、それに久美さんはとても真面目なんだけど、たまに人間の生き血をすすらなきゃダメな人じゃないですか、たぶん淳平はそれをやって無いんじゃないかな。」「でも、それって普通のカートショップなら気を利かせてやってることじゃない。久美さんの場合4ヶ月に1回、海から上陸して地方都市を壊滅させるっていうことさせないとストレスがたまるからあれが大変なんだよね。」「そうそう、自衛隊に前もって上陸場所リークしておくとか、気を使うとこ多いよね。」「そうだ、その上3回に1回くらい、ミサイルで久美さん打たないと『真面目にやってない』ってキレちゃうじゃない。あれって自民党にミサイルの予算組ませるのって大変なんだよね。」「そう、こないだはさ、根回しが間に合わなくて北朝鮮のテポドン用意したらさ。精度が悪くて、全然当たらなくてさ、逆ギレしちゃって立川の米軍基地まで壊しちゃって、マスコミに報道させないようにするの大変だったんだよね。」「え〜!! アメリカ怒らなかったの?」「うん、麻生首相が、追加経済対策用に用意していた1兆円と道路特定財源の一般財源化分をこっそりアメリカに迷惑料として使っちゃったから、公約実現不可能になって内閣支持率が20%落ちちゃったんだよね。」「うわっ。あれって久美さんが原因だったの?」「それだけだったら世界中不況にならないよ。リーマンブラザーズからなにから全部久美さん。」「マジ?!」「若い頃に、久美さんがディズニーランドに行って『ちょっと人が多すぎない? ディズニーランドが狭すぎるんじゃないの?』って言ったら、ディズニーシーが出来たって有名な話だからね。」「恐〜っ!」
誰もが、こんなに人当たりが良くてつきあいやすい久美なのに、淳平が結果に結び付けられないなんて不思議だと、首を傾げている。
湯山のドライビングの謎が解明した。不思議とMVP等の賞展に輝くことの多い湯山の秘密がそのドライビングスタイルにある事が今回解った。まず湯山はコースの攻略法を一切考えない。それどころかコース自体を覚えようとしないのだ。普通の人間であれば知らないコースを一周目から全力で走る事等出来ないのだが、湯山はこれを一周目からやってのけるのだ。このことを誰に聞いても「いや〜、湯山さんの才能にはホントにかなわないですよ。彼が本気で走ったら誰も勝てないのを知ってるから、練習もしないでレースに参加して、そこそこの成績をおさめる。天才ですよ。」と賞賛の嵐だった。
だがここに来て事務局の調査により真実が発覚したのだ。実は天才というのは全くのデタラメだった。実は湯山、好きな時にアクセルを踏んで、好きな時にブレーキをかけているだけなのだ。ステアリングの操作も子どものように好きに左右に切っているだけだと言う事が解った。それでいてコースアウトすることなく周回しているのだった。「湯山さんは、異常に運の良い人です。ハンドルを切った方にコースがあるんです。一周できるって事自体、奇跡と言えます。」
と、全てが偶然の積み重ねだと言う事が判明した。杉山カートでは、湯山を連れて年末ジャンボを買いにゆくツアーをするそうだ。 |