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平凡パンサー 7-7 KAKEGAWA 2008.11.9
10 11 12
3.GG500 戦評〈2〉
PANTHER TOUR GG500 北原はニワトリの絵を描かせると4つ足のニワトリを描いてしまう。
鴨居さん。何故かライズのメンバーは表紙にすると面白いんです。
3位に入ったのは、後藤だった。表彰台に乗ったことで、オーバーテイキングポイントで猛追の遠藤や不参加で結果待ちの阿部を堂々押さえて、本年度のMVPに輝いた。「後藤さんおめでとうございます。2008年度のMVPは後藤さんで確定です。」

周囲の賛辞を後藤は「僕はいつも流行の中心ですから。注目されるのはしかたないことです。」と金髪を小粋に決めながら受賞の喜びを語ってくれた。こんなファッショナブルな後藤なので、事務局は12月の表彰式で後藤に送る副賞が、例年通りの“海外旅行”にするよりも、ツアー界の“泰葉”こと林家善子の『金髪の豚野郎』罵声の方が良いのでは無いかと密かに思っている。

パンサー界の蟻とキリギリス関根と和田が事務局の要請で行っている実験、『カートの結果を出す為にダイエット(体重減)は効果的か?』という問題に結論が出た。実験は関根と和田に全く違った生活をおくってもらう事から始まった。関根には6ヶ月間の全ての食事をマクドナルドのメニューだけで過ごしてもらうことにした。すると関根は「ちょっと、それはカンベンしてくださいよ。せめて風呂と就寝もマクドナルドでお願いしますよ。」とさらに要求して来たので、関根用にフライドポテトの寝具と大きな揚げ物用サラダオイルの浴槽を用意した。一方の和田は、恵比須のフィットネスクラブの美人インストラクターにお願いして、24時間和田の生活を見てもらう事にした。その内容に和田は「いや〜きついっすよ。朝出勤前に3時間のハードトレーニング、その後道路工事の仕事に行き、帰宅後20kmのランニングと6時間のトレーニングをでしょ。インストラクターが美人じゃなかったら続かないですよ。」と喜んでいた。

結果、想像していた通り関根のタイムはあまり変わらなかったが、和田のタイムが急上昇、500のトップクラスまで上がって来た。しかし不思議な事にレースで和田は関根にまったく歯がたたなくなってしまった。

以上のことから、怠惰な生活をしてもカートにはなんら問題はないが、見た目が辛くなる。また、辛いシェイプアップとダイエットを行うと、真正のマゾになって、負ける事が快感になるという事がわかった。この結果に事務局は一切責任を持たないということだ。

オーバーテイキングの達人北原にこのオフシーズン大変なことが起こった。来年のシートが無くなったのだ。それは、2008年12月6日青山のホンダ本社において、ホンダのF1からの完全撤退が発表された。日本中のモータースポーツのファンが驚きを持って聞いたこのニュースが、秦野まで飛び火をして北原にまで降り掛かったのだ。そのことについて北原は「残念です、こんなことになって。私もホンダF1のレプリカに乗り続けていたので、来年の車がなくなってしまいました。」と肩を落としていた。ツアーの仲間も北原の現状を見て「え〜!! あれホンダのレプリカのつもりだったの?全然気づかなかったよ〜。」と、北原の芸術的センスを高く評価していた。今でも北原はニワトリの絵を描かせると4つ足のニワトリを描いてしまうそうだ。

杉山カートの唯一の常識人、世間的にはギリギリの人間と言われている渋谷に今年のレースについて振り返ってもらった。「え〜っ、もう12月ですか。あっと言う間ですね。年々時間が経つのが早く感じてしまいますね。」と、普通のオッサンの答えが返って来た。普通の杉山カートのメンバーではこうはいかない。「杉山さん。来年1月からのオフシーズンの練習について教えてください。」「馬鹿。なんで12月の次が1月なんだよ。12の次は13だろう。なあ相原。」「いや〜。二桁の足し算はカンベンしてください。」「……。」

最近、渋谷は杉山カートのメンバーに常識を教える為に『クイズ ヘキサゴン』を録画してみせているそうだ。渋谷自身少し解らないところもあるそうだが、杉山カ−トでは大学の研究室のレベルになるらしい。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.38 第6巻7号(通巻38号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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