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平凡パンサー 5-1 MOBARA 2007.4.15
10 11 12
8.OG350 戦評〈3〉
PANTER TOUR OG350 今年の目標はタイトルにしようかな〜入賞にしようかな〜
イクちゃんのドライビングレッスン。蓋を開けてみると一番遅いのがイクちゃんだった。
スギヤマカートでは毎年MVPを輩出しているが、実力でチャンピオンシップをリードできると考えている。その為タイトラを重要視し、積極的に前でレースを有利に進める戦略をとってきた。今や350のエースになった山田や奇跡のMVP2度受賞の湯山がポイントリーダーを争う予定なのだ。タイトラ後山田は「見ていただいた通り実力で3列目をゲットしているので、今年はチャンピオンを予定しています」と語り、湯山は「いや、ちょっと失敗しただけだから、本当はもっと前のハズだったんですよ、まあレ−スを見ていてください。」とこちらも自信満々だった。そしてレース後、山田は「我々は重視しているのは戦略です。フレキシブルであることが一番大切なのです。」と語り、湯山は「目標を場面場面で修正することによって大きな成功を手に入れる事ができるんですよ。」と、スギヤマカートでは目標の下方修正は得意だが上方修正は不可能だと語り。もしかしたら今年の目標は最終的に“参加する事に意義が有る”になりそうだと教えてくれた。

久美は今年から地方選にも参加し、さらなるステップアップを目指している。二つのシリーズの初戦に参加してみて少し気付いた所がある。レベルが違うのは前から分かっていたことだが、地方選は他のチームの選手にレースでもパドックでもまったく相手にしてもらえないということだ。レースに真面目に取り組んでいるのは分かるのだが、まったく無視をされるのもプライドにかかわるので、ツアーで培ったテクニックで次の地方選では存在感を出し、年端もいかないガキ供の注目を集めると野心を燃やしていた。そこでその戦略を尋ねてみたら「ツアーでは、私の女の魅力で周りが力を出せないでいると思うの、だからガキンチョどもと女を武器にして戦うつもりなの。」と語り、お下げにしてルーズソックスとブルマでサーキットにのりこむそうだ。

あの大事故以来ようやく松井がツアーにレギュラー参戦するということだ。榛名の事故で頭を打ち脳みその一部を失った他、両手の骨折と両足の切断、そして首が同体から離れてしまったのだが、有名なジョーブ博士の元、両足をつぎ、骨折を完治し、首は便利なように取り外しが出切るように改造してもらい、脳みそは元々多い方じゃなかったので少しくらい減っても問題は無く、奇跡的な復活を遂げることに成功した。辛かった病床の日々を松井は「レースで金、カラオケでも金。トイレでも金。男だから金」と教訓にすることなく昔ながらのお馬鹿のままで、周りを安心させた。

負けず嫌いの高田が大変なことになっている。パンサーツアーは人気が高く参加者も多いので、優勝するのはとても難しいが、ビリになるのも難しい(変なヤツが勝手に失格になってくれる)レースなので、負ける心配が無なく安心して楽しめたのだが、今年の初戦、フッと気が付いたら後ろには事務局の二人と順位は無関心でMVPしか狙っていない湯山しか居なかったのである。このままでは普通に最下位になりそうなので、それだけは絶対に避けなければいけない。高田は「自分的には1位が“勝ち”最下位が“負け”2位からブービーまでが“無かったこと”にしているので、家族には『お父さんは、今まで一度も負けた事は無い! お父さんのような人になりなさい!』っていってる手前、どうしても負ける事ができないんです。」と子供の教育上最下位では家に帰れないというのだ。そこで事務局は姥捨山に出向き、ベアのゴミの中から田中を探し出し、智慧を拝借することにした。田中は「失格になれば何位でフィニッシュしても賞典外なので順位がつかない。最下位でフィニッシュしたときは車検をうけなければ失格になれる!」と教えてくれた。その事を高田に伝えると「サズガ田中さんは違う、カート界の生き字引として大切にしなければならないね。」と語りベアからの譲渡のお話を有り難く受け。大切に扱いますと涙を流して喜び、帰り道にそのまま姥捨山に直行、廃棄したらしい。

幾橋と丸塚が普通に遅い選手に成り下がってしまった。かつては表彰台の常連でシリーズチャンピオンにも輝いたゼロのふたりだったのだが、最近勝てないな〜と思ってみていたら、普通に最下位争いをしていた。そのことについて幾橋は「参加してくれる人にわるいでしょ勝っちゃったら。そう考えるとなかなか前にいけなくて、最下位辺りを走っちゃうんだよね。」と語り、丸塚は「平凡パンサーの取材があるので前を走ったら何にもみえないんだよね。だからどうしても最下位争いになっちゃうね。」と語った。練習をしないのでレースのテクニックは錆び付いてしまっているが、言い訳の腕はトップクラスを維持している。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.25 第5巻1号(通巻25号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/遠藤さん 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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