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平凡パンサー 5-1 MOBARA 2007.4.15
10 11 12
2.GG500 戦評〈1〉
PANTHER TOUR GG500 「けがない?」おーい、いったい何の話をしてるんだ?
昨年はポイントの計算がうまく行かなくて未勝利に終わった山本氏。今年は優勝する?
2007年3月18日、日本の物理学の権威、頭光大学田中敏久教授がノーヘル賞を受賞したことでも知られる“相対性カート理論”を根底からくつがえす事件が起こった。田中教授が唱える“馬鹿と年寄りと使えない人間は、どんな場合においても田中に勝つ事はできない”という1回負けると半年はネチネチ言われる迷惑な法則を、パンサーツアー最年長の今村がやぶり続けているという事実が今回判明した。きっかけは茂原の表彰台の一番高いとこで今村が立っている写真が『JK』誌に掲載された事で学会に衝撃が走り、詳細なデータ解析の結果、今回の発見へと繋がった。尚この今村についてはパンサーツアーの最年長であることと、若い頃は赤坂辺りで相当ヤンチャをしていたらしいと言う事ぐらいしか分かっていない謎の人物である。この衝撃的な事実を今村本人は「毛が多い方が私で、無い方が田中君です。」と控えめに語った。

実は今回優勝した今村よりも話題を集めているのが2位になった鴨居だ。鴨居も500クラスのライズのエースとして他のショップのエース山本や冨田・山形と毎年接戦を繰り広げているが、昨年は惨敗。崖っ縁で挑んだ茂原で見事ポディウムに返り咲き、今年のチャンピオンシップの筆頭との話も聞こえて来ている。そのことについてチームメイトの牧田は「鴨居さんはやってくれると思います。鴨居さんの精神力といったら並のレベルではないですから、期待がかかった場面では全く耐え切れません。“俺はいつもこうなんだよな〜……”につづく言い訳がいつも絶品なので、ライズのメンバー全員で、幸田の後の惨敗会見を楽しみにしています。」と既に次戦、幸田での戦いぶりに注目が高まっている。

3位にはいった蟻馬には、鴨居と違い非難が集中した。350クラスで好成績を連発している強豪の500参戦に、参加者が拒否反応を起こしたのかと思ったらそうでは無かった。終盤、ラスト5周というところで、全てのピットインが終わり、レースの大勢が決したかに見えたとき、観戦者がドラマを期待をしていたのは2位を走行中の鴨居より3位の蟻馬だった。ホームストレートを駆け上がって行く今村にたいしてストレート1本分以上の差を付けられた鴨居はチャンピオンシップを考えて無理をしない。そこから僅かに遅れている蟻馬がホームストレートを駆け上がって行く、2・3コーナーは観戦者からブラインドになる。「今だ!!行け!!蟻馬!!」皆がそう思っていた。「アイツならいきなりトップにたてる!」しかし、3コーナーから下ってくる蟻馬は鴨居に迫るだけで抜けない。「何故?本気をださないんだ!!」観戦者のイライラはつもるばかりだ。「行け!蟻馬!!!」ラップを重ね毎に差を詰める蟻馬、だが皆が臨んでいるのは“いきなりのトップ奪取”なのだ。しかし最後まで蟻馬のハンドリングは神の領域を見せることなくレースは終わってしまった。そうここは茂原、蟻馬の必殺技“幻の優勝”に欠かせないアリケンルートが使えるサーキットではないか。何故、蟻馬は魅せてくれなかったのか? 茂原全体がため息に包まれていた。

昨年冨田にチャンピオンの地位は奪われたものの、現在でも500クラス最高峰と言われるのが山本だ。しかし山本にも欠点がある、それは手を抜けないことなのだ。ボーナスポイントを持ってレースに臨む以上、優勝の可能性はとても低くなる。しかし山本はうっかり頑張ってしまいボーナスを減らす事が出来ないばかりか、場合によっては増やしてしまう事さえ有るのだ。そこで所属のベアレーシングでは急遽山本の為に講師として田中・幾橋・蟻馬を招集、茂原直前に合宿を行った。山本は「昨年残念ながらシリーズチャンピオンのタイトルを失って、今年こその意気込みで合宿に参加しました。とても辛い合宿でした。」とその悲惨な特訓を語ってくれた。合宿当日、小雨の降る中サーキットに着いた山本は高ぶる緊張に押しつぶされそうだった。そして夕方五時、三人の講師は誰も来なかった。「……(山本)。」とても良い勉強をした山本だった。

山本と違ってオフシーズンでうまく調整をして来たのが冨田だ。タイトラでは2位に1秒近くも離すダントツのポールで、今シーズンの好調振りをうかがわせた。しかしレース本番ではピットインでひっかかりタイムを大きくロスするなど、不運な場面が目立ち、残念ながらボーナスが減らない5位に終わってしまった。そのことに付いて冨田は「いや〜“運”も練習できると良いんですけどね〜。」と語った。それを受けフレンズでは急遽講師としてベアに田中・幾橋・蟻馬の3人を依頼、おまけで善子・阿部が付いてくる通称『ゲゲゲの走郎』セットである。冨田用として“子泣きジジーレーシングスーツ”が用意されているらしい。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.25 第5巻1号(通巻25号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/遠藤さん 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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