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上)レース前の腹のさぐりあいの図。「今日の調子どう?」「いや〜全然タイムでてないよ〜」「そう?こっちも全く駄目、今日はレース捨てだな。」なんて会話がかわされている
下)集合写真。何時の間にか看板がやってきた。 |
2005年3月、とうとう恐れていたレースが始まってしまった。50才以上の“制限付”JAF公認カートレースG2500クラスだ。そしてその初戦、輝かしい初代スピード狂不良中年として認定されたのはホワイトパウダーズの鴨居だった。
鴨居はパンサーツアー初年度から参加しているベテランともいえるレーサーで、山本ともども今年のチャンピオン候補といわれている実力者だが、近年どっぷりとパンサーツアーに浸かり、“スタートダッシュだけの男・必殺自分のアクセルワイヤー切り!”等すっかり堕落したレースで好感度を上げていた。その男がつま恋で最後まで真面目に走りきり優勝してしまった。あまつさえ、遊びのつもりでエントリーした350クラスでも2位表彰台をゲット(350クラスでのポイントはつきません)し、周囲を恐怖のどん底に陥れてしまったのだ。そのことについてチームライズの某メンバーは「牧田さんも3位に入ってしまったし、今日の打ち上げは徹夜覚悟です……。」と語っていた。関係者によるとその後『鴨居様優勝祝賀会』『カモちゃんマッキーのダブルでえ〜ん(宴)会』『カモさまサンバ完成披露宴』等々今後1月間1と3のつく日(10の位も)ライズでは延々飲み会が開催されるようだ。
一方チームメイトの牧田は年齢が50に満たない為、5秒のボーナスタイムを科せられたが、実力を見せつけ3位とコンストラクタ−チャンピオンに向けて最高のスタートを切った。そのことについて牧田は「ピットで30秒くらい止められた(と思う)から実は、勝ってたのは私です。」とアクシデントで負けたことを強調した。それを聞いた幾橋は「私は40秒止まってた。」苅米は「カップヌードルが作れた。」中村は「新東京のサーキットサービスにちょっと行ってた。」と“俺もアクシデントで遅かった”と力強く強調していた。
鴨居・牧田の最大のライバルと目されるのが山本・阿部のジョーナンだ。このチームはとてもユニークな戦略でつま恋にやってきた。昨年度のチャンピオンマシンを譲り受け、500クラスの初年度のチャンピオンを狙うという戦法だ。しかし残念ながら山本はガソリンが来なくなり、阿部は(本人によると)ピットロードでハンドルをとられるなど二人ともマシントラブルで後塵をはいすることとなった。そのことについて山本・阿部両氏とも「いくらで買ったとおもってるんだ!」と怒り浸透でZEROに抗議していた。事情通に依ると山本は“激安韓国旅行2泊3日”くらいで丸塚から、阿部はチロルチョコ一個以下で幾橋からと、初代チャンピオンに向けて影で莫大な資金が動いたのが確認されている。このことについてベア代表の田中は「阿部ちゃんウチから買わないで持ち込みですか?」とすっかり阿部に対してイニシアチブを握ってしまった。阿部は『中華料理屋で友人がたのんだチャーハンを譲り受けたからといってそれが持ち込みになるのか?』ということを考えた方が良い。 |