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平凡パンサー 9-2 SHIZUOKA 2010.4.11
10
5.GG500+OG350 戦評〈4〉
PANTHER TOUR GG500+OG350 前を走る田中が邪魔になった原口はミサイルを使用する事にした。
渋好みの原口さん。シルバーの愛車は別名『シルバーシート』なんてね。
ベアの新人は本当に困った人間が多い。だいたい田中の周りに集まる人間なのだから、基本的に何か人間としての部分が欠けている欠陥人間ばかりなのだが、その中でも今回初参加の佐藤は異常にマイペースなのだ。今回の御殿場には大遅刻でやってきたのだが、それは昨年政権交代というドラマを生んだ衆議院選挙に今頃行ってきたという理由らしい。

当然、もう終わって投票はできない旨を言われて断られたらしいが、『間違った選挙用紙で〆きり後の無効票でも、投票は国民の権利だから、受け取ってもらわなくては困る。』と、強引に投票してきたらしい。これだけ聞くと単なる偏屈オヤジの様にも思えるが、その後アメリカ大使館に出向き『間違った国民で間違った選挙用紙で〆きり後の無効票でも、自由の国アメリカなら受け止めて欲しい。』とオバマに投票しようとして、大使館員に無茶苦茶ウケたという記録もある。

レースもマイペースな為、基本的にスタートシグナルの点減関係無しにスタートしようとし、コースに関係なく自由に曲がろうとする為、現状では左藤のカートのみ柴田がリモコンで操作している。本人には「カートのドライビングは本人の性格が出ます。」と、思ったように動かないカートについて説明したところ「なるほど!」と納得して乗っているそうだ。

久しぶりに湯山がツアーに帰ってきた。休んでいる間、カートに関して辛い特訓をする事も無く、ドライビングについての理論を学ぶ事も無く、ストイックに考え込んで落ち込むこともなく、チームメンバーとの話の中から走りのヒントを見つける事も無く、それどことかチームメイトと話す事もなく。レースから離れて他のスポーツでリフレッシュをはかる事も無く、リザルトが中々上がらなかった過去に、自暴自棄になって酒場の女に走る事も無く、道ばたに立っているセクシーな女性に『ちょっとお兄さん遊んでいかない?』と声をかけられた時、行く気満々だったが、躊躇しているあいだに『なんだよ! 文無しかよ!』と毒づかれても否定する事も無くただ歩き去り、宝くじを買ってはドキドキした毎日を送っていたが、300円以上の当選に恵まれる事も無く、ただボーッと過ごしていたらウンコを踏んでしまい、「もしかしたら運が開けたかも......?」と、久々の復帰を決断したらしい。湯山は目立つ事も無くそこそこ活躍したかもしれないのかな〜?

原口は意外にも勉強家だ。今回はパンサーツアーの2000ページにも及ぶレギュレーションペーパーを読み込み、そのすきを突いてきた。「レギュレーションを読んでいて分かったのですが、最近はパソコンで書かれているので活字で読みやすいんですが、書ける書けない関係無しに漢字変換されているので、読む方は大変なんですよね。」と、中学生でも読めるレベルの漢字を所々飛ばして呼んだ結果、"カウルにミサイルを装備してはいけない"と言う事に気付いたのだった。

そこで原口はパトリオット級のミサイルを左右に装着しAPGにやってきた。レース中盤、前を走る田中が邪魔になった原口はミサイルを使用する事にした。「田中さん、恨みは無いけれど優勝の為だから消えてもらうよ。ファイアー!」強烈な爆発音とともにパトリオットは大きな火柱を立ち上らせたが残念ながら田中には当たらなかった「うわ〜、原口さんがミサイルを打ってきた。たしかもう一発あったからヤバいな〜!」田中は、マジでその破壊力を恐れていたが、原口は何故か次のミサイルを打ってこなかった。「あれっ?原口さんはどうしたのかな?」後ろを振り返った田中の目に、パトリオッ発射の反作用で、後方の空高く後ろ向きに飛んでゆく原口のカートがあった。「あのまま、もう一発が爆発したら花火みたいできれいなのに......」少し感傷的な田中は意外にも詩人だった。不思議な事に、ミサイルが当たらなかった田中がリタイヤしたのに対して、原口はもう一つのパトリオットをカートに固定して発射し、見事にサーキットまで飛んで帰り、そのまま完走した。後で事務局に火遊びは、『女だけにしてくれ』と注意された原口だった。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.45 第8巻2号(通巻45号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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