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平凡パンサー 8-5 HARUNA 2009.7.9
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2.GG500+OG350 戦評〈1〉
PANTHER TOUR GG500+OG350 スギヤマカートの連中に才能が無いのを知っていた……
山田さんは、よーくさがさないと分からない。
本当はオヤジ連中が昨年の終盤、どんな結果を残したかなど、誰も興味が無い事で、そこで起こった出来事が世界を平和に向かわせるどんな力も持たない事は分かっているが、誰もが語りたがらないツアーの終盤に、ケネディー暗殺の真相や事務局長幾橋の再婚など、歴史の暗部が隠されていると言う。触れてはいけない昨年の秋について……。信じるか信じないかは、あなた次第。

それでは話を始めよう……
実は昨年日本では政権交代という大きな出来事があった。新しく政権をとった民主党は夏の選挙戦でマニフェストで実は杉山カートについて公約をしていたことを覚えているだろうか?

パンサーツアーに参加しているショップの中に「スギヤマカート」という名前のショップが二つある。静岡のショップと神奈川のショップだ。この二つのショップが実に紛らわしいのだ。その為に年金記録を捨ててしまった厚生労働省の役人達の都合の良い言い訳に使われ、「記録がずさんなわけでは無くスギヤマカートが二つあるのが元凶なのです。」との言葉で年金行政の改善を拒み続けて来たのだった。

そこで民主党はこの問題を解決する為に実に画期的な提案をマニフェストの中でしていたのだ。「両スギヤマカートの活動をとめる事は不可能だ。しかし神奈川のスギヤマカートだけを考えると、ここのメンバーが活躍することはほぼ不可能だ。だったら最初から神奈川のスギヤマカートの優勝を禁止すれば、リザルト等の表面に出て来るのは静岡だけ、誰も混乱することが無くなるはずだ。」と力説し、そして「神奈川のスギヤマカートのメンバーが可哀想だと言う意見も出て来ているが、良く考えて欲しい、彼等に情けをかける価値などあるんだろうか!」と宣言したのだった。

このマニフェストに日本の誰もが感動した。「そうか、誰もが平等に幸せになろうとする理想を押し進めると無理が出て来る。馬鹿に対してちゃんと『馬鹿!』って言ってあげる現実路線だと未来が見えて来る!」

そう、誰もが神奈川スギヤマカートの連中に才能が無いのを知っていたし、その連中が優勝を狙える『民主的なルール』は社会的負担が大きく、優しい日本人は無理を承知で神奈川のスギヤマカートを擁護し国民の生活を犠牲にして迄優勝への道を作ってきたが限界だった。

その時「馬鹿を切り捨てる」という民主党の提案は体力を消耗しきっていた日本国民にとって福音に思えたのだった。そして8月30日、民主党は勝利した。

その結果、神奈川のスギヤマカートが生きる道は、自民党政権下での政策がかろうじて生きている間にこの状況を打破するしか無くなった。そう、2010年の3月に民主党が予算を決定するまでの秦野と最終戦の新東京で記録に残ルリザルトを出し、歴史から抹殺されるのを防ぐしか無いのだ。

万難を廃して神奈川スギヤマカートは秦野に3名エントリーしてきた。350の山田と山形、そして500の北原だ。少数精鋭といえば聞こえはいいが、実際期待できるのは山田一人だけだった。しかし困った事に山田は期待されると実力以上にリザルトが下がるという、パンサーツアー随一プレッシャーに弱いと言う特長を持っており、こういう場面では間違い無く力を発揮しない人物なのだ。予定通り予選では、持ち前の目立つほどのスピードは見せず、5位と期待して良いんだか悪いんだかというグリッドを獲得し、周囲の「またか!!」という絶望通り、見事に期待通りに期待外れに終わってしまった。

そして、山田はこう語っている。「日本全国民の期待があまりに大きくて、そのプレッシャーに負けてしまいました。しかし今月『月刊山田和孝』という写真集が出ます買って下さい。」とヌード写真集をアピールした。この写真集は付録に『月刊叶姉妹』が付いて来る為、爆発的にヒットし100万部を超えるセールスを記録した。そして本誌『月刊山田和孝』は購入後、誰も開く事も無く捨てられた雑誌としてギネスブックに載っている。

そして神奈川スギヤマカートが次に期待したのが山形だった。しかしパンサーツアーでも有名なとおり、山形はカートレーサーの資質云々より、人間的資質でダメ人間なのだ。簡単にエロ親父として語ってしまうと語弊が出るくらい犯罪者的な人物なのだ。神奈川県の各中学校には写真入りで『見ただけで病気が移ります』と紹介されており、女子生徒の間では『名前を言っただけで妊娠する』といった都市伝説まで存在する。もちろん山形本人はこれらを否定しており、「もう〜変な話ばっかりするからエロ親父のイメージが定着するんじゃないですか。むしろ被害者は僕の方ですよ。」とストーカー訴訟で20件しか訴えられていないと、爽やかに話してくれた。
そんな山形は人の為に役に立つはずも無く、350の最下位で終わってしまった。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.43 第7巻5号(通巻43号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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