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平凡パンサー 6-5 TSUKUBA 2008.7.25
6.OG350 戦評〈1〉
PANTER TOUR OG350 石井ちゃんの言う事だけは聞いちゃいけない。
カメラを向けるとなんとなくポーズをとってしまう人その5
ツアーで一番平均速度の速い筑波サーキットで絶好調だったのがチームバラバラの二人、石井と丸塚だ。 タイトラ直後から降り始めた雨の為に決勝はウエットでのレースとなった。しかしこのような状況にも慌てないのが石井の凄いところである。日頃から“イジリー”とまで言われている彼のセッティング力はツアーでも有名で、「石井ちゃんの言う事だけは聞いちゃいけない。」と、全員が石井のセッティングをある意味、参考にしている。

今回も誰が見てもハズしている石井のセッティング“雨の中でのスリックタイヤ選択”はツアー全体に衝撃をあたえ「せめて、空気圧が違うくらいなら参考になるけど、ここまで違うとどうして良いのか……。」と、他との違いを見せつけ“天災石井”の名を、また一段と輝かすこととなった。

そしてレース。スタートダッシュこそホイルスピンのため、そこそこの出足だった石井だが、第1コーナー、そう一番の高速コーナーでスリックタイヤを見事に使い切り、ハンドルを切っても曲がらない特性を生かし、そのまま真直ぐコースの外に出て行った。レース終了後石井は「いや〜、全然ダメ。スリックタイヤじゃあ雨の中は走れないよ!!」と、コマーの小学生でも知っている事を、今回学んだと威張っていた。

丸塚は本戦では消化不良に終わったレースだったが、最後のイベントレースで取りかえす意地を見せた。 スタート直後のダッシュで順位を大幅にジャンプアップした丸塚は、2周めの第1コーナーに全力で突っ込み、猛スピードでコ−ナリング中に、リアタイヤを外すと言う大技を披露、外したタイヤで“ピンクの悪魔(善子)”を迎撃し、大笑いされるというD難度の大技を連発、フィニッシュは伸身の側方5回転スピンを、10mの移動距離の中で魅せるという前代未聞の技を出し、着地をグラベルでピタリと決めた。ツアー事務局では松井の6mジャンプ以来になるE難度の技として公認、この技を“マルツカ”と命名したことを筑波で発表した。

善子が頑張っている。今回急なオリンピック中の中国出張で参加出来なかった幾橋に代わり、事務方の総責任者として筑波のレースを運営したのが善子だった。しかし善子の偉いのは目に見える働きよりも影に隠れた仕事の素晴しさだといってよい。

それは石井の“イジリー”という名前をツアーのみならず新東京にまで広めたほか、誰も恐くて出来なかった久美の愛称を“魔王”と命名、その勇気とセンスに周囲から絶賛されている。しかし自分の愛称には謙虚に“ピンクの悪魔”と、ちょっと押さえた表現で言っている。周囲では事務局の手伝いをしているからといって一歩引く必要なない、きちんと最近太ってきたことをアピールして“ピッグの悪魔”と言いきって良いよと、応援している。

筑波でも最速ラップをたたきだし、速さではツアーのトップクラスとなっているのが久美だ。 その久美のポディウムの常連としての地位が、許容度、優しさなど、人間的な成長をうながし、魅力的な人間への変ぼうを遂げている。 今回もレース中タイヤの空気が抜けるというハプニングにも関わらず、冷静にピットに戻り「久美のカート、空気抜けちゃった  ウフッ!」 と、昭和のアイドルを彷佛とさせるリアクションでピットクルーを凍り付かせ、「そうとうヤバイよね。」 と、可愛い子路線を突き進んでいる久美の行く末を案じさせていた。

もちろん面倒見も良い久美は、良く気遣ってくれるメカニックに、目立つ所にいつくも『久美命!』と刺繍がしてある鉢巻きとハッピをプレゼント、愛情を込めて全員を“ファンクラブの会員さん”と呼んでいる。会長のジュンペイは「久美さんは『プリンアラモードが大好きなの。』と言いながら、サバ塩定食を良く食べてます。」と、本当に良く頑張っていると言っていた。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。 「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク! ADVAN PANTHER TOUR Vol.36 第6巻5号(通巻36号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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