北原が最近調子に乗っている。昔は後方の常連だったのだが、何を間違えたのか最近速くなってきているのだ。監督の杉山はその原因について、「いや、北原さんの才能は凄いよ、努力してもまったく結果に結びつかないけれど、勘違いとか間違いとかで成長するタイプなんだ。」と、最近の異常気象が北原とって良い方に効いたのではないかと語った。
北原にそのことについて確認しよとすると、いきなり目薬をより出していきなり「北原がキタ〜〜〜！！」本当に調子に乗っているようだ。
鈴木は予選であの今村に次ぐタイムを出し、レース序盤では優勝した田中の後ろに付くなど順調な滑り出しを見せていた。本当ならばそのまま優勝にからむ活躍をみせても良いはずだったが、何があったのかいきなり最下位となり、そのままレースを終えたのだ。その詳細についてはいくつかの謎があった。
謎その1:口の周りに食べカスが付いていた。――鈴木はレース中に買い食いした？
謎その2:ファスナーが開いていた。――レース中にトイレに行った？
謎その3:妙に黒く焼けていた。――それとも日サロに行った？
謎その4:胸にSのマークのTシャツを来ていた。――え〜！！スーパーマンだったの？？
謎その5:銭湯に行くと鈴木にそっくりの写真がはってある――それとも悪人？？
これらいくつかの謎が指摘されているが、ツアー参加者にとって遅い分には何にも問題はないので、そんなことはどうでも良かった。
今村の調子が今回とても悪かったようだ。「今村さん、今回はタイムがあまり伸びずに調子がでなかったみたいですけど、何か原因でもあったんですか？」「............。」「ご自身のベストとはほど遠い結果に満足されてないと思いますが、調整方法に失敗されたのですか？」「............。」「え〜と今村さん？？大丈夫ですか？」「............。」意外に若い女性に人気の有る今村は、夏には水着ギャルとの海水浴に忙しくて、本体は来ていないらしい。今回は頭の毛の分身を参加させたようだ。実は7〜8月にかけて湘南で「赤坂の亀仙人って何処にいる？」と聞くと、ほとんどの女性が今村の居場所を教えてくれる。
今回優勝した田中(直)は今年から参戦した新人だ。今後チャンピオン争いにも加わってくるだろうそのパフォーマンスは非常に高く、驚くべきタイムを刻む事無くTTを普通に終わる力を持っている。ミスも少なく、その堅実なドライビングには定評があるがベアレーシングから参戦したことと直ぐに善子とも知り合いになれたことで人生設計で大きなミスをし、負け組にはいった事ぐらいしかマイナスポイントは見出せない。人間的にも好感のもてる性格をしており一言で言うと“馬鹿”というのがあまりにもピッタリあてはまる表現かもしれない。今後事務局長幾橋に負けない“しょうがない人間”になることは間違いがない逸材である。
パンサーツアーには天才と呼ばれるレーサーが数人いる。関根もその一人である。..................。ここまで言い切っておいてふと困った事になった。全く話しが進まないのである。本当に膨らませる良い所が思い付かなかったのだ。しかし記録を見てみると、ポールポジションをとった事も優勝した事もあった。それなりのセンスはあるらしいが、そんな風に思えないのである。そう「まさか？そんなあるはずが無い！」と思ってしまうくらい良いイメージが似合わないのである。事務局でのイメージも今はやりの“お馬鹿”キャラということで一致した。しょうがないからここで『関根泰造のここが天才！』というタイトルで募集を掛けたいと思います。ベアにメールかファックスで送っていただければ次号に天才関根の姿をお伝えできると思います。勝手に募集しますのでベアさんには
いきなり『関根さんは○○○が天才！』と訳のわからないのが届きますが、捨てないでとっておいて下さい。ヨロシク！！ |
