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平凡パンサー 6-4 GOTENNBA 2008.8.24
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2.GG550 戦評〈1〉
PANTHER TOUR GG500 高橋が予選で「めんどくさいんだも〜ん」と新記録を達成。
関根さんです。谷啓さんではありません。ウガンダさんでもありません。
北京オリンピックで日本人がそこそこ活躍する中、プレ日本GPとも言うべきパンサーツアー(静岡県だけど)神奈川大会が秘密裏に御殿場にて開催された。そう、このレースは将来の日本人F1チャンピオン誕生を見据え、HONDAそしてTOYOTAが全力を掛けて“無かった事にしたい”レースとして注力しており、関係者の注目度も高く、「間違い無く次世代のF1チャンピオンはここ以外からでる。」とまで言われている。前戦榛名GPでは神奈川の至宝“杉山カート”の新人相原が優勝し、フォーミュラー日本からの参戦オファーが全く噂されない中、今回はベアの新人田中が初優勝し、フォーミュラー日本どころかF3やフォーミュラートヨタからのオファーが無い事が確実視されている。パンサー事務局もこの新人の台頭に嬉しい悲鳴をあげており、二人には来年350への降格というペナルティーを考えていると語ってくれた。

その注目すべき御殿場のレースは、大ベテランの高橋が予選で物凄い記録を樹立したことから始まった。実力者高橋ならば予選で、フロントローを獲得したドライバーの次の次の次ぎくらいか、次の次の次の次もしくは次の次の次ぎの次ぎの次ぎ......くらいは充分に狙える力は持っている。そんな高橋が予選で「え〜めんどくさいんだもん。」と周回数ゼロを記録、関係者を驚かせた。ベアの関係者によると、「あれほど考え抜かれた作戦はありません。本当にめんどくさかったことと、何も考えていなかったことは忘れて、取り敢えず“作戦だった”と言い張ると体裁がいいですからね。」と、本戦に向けた予定行動だと説明してくれた。それを証明するかのごとくスタートダッシュに成功した高橋はその後もグングン順位をあげて行き、3位表彰台をゲットした。レース後高橋はインタビューに応えて「3位になれるんだったら。予選で後二つ前だったら優勝だったのに〜勿体無かった。」と引き算ができる事をアピールしていた。

スリーボンドチームは他の参戦コンストラクターと違い、社運を掛けて参加している。そう、会社のクラブ活動としてカート部があり、会社から部活費を消費する為に出場しているという恐ろしく気合いの入ったチームなのである。ここ御殿場にも2つのシートを社内ドライバーの中でも特にどれだけ当日ヒマかという厳しい選考を行い、エース楢島とホープ古田を送り込んできたのだ。初参戦の古田は「お昼はお弁当が出るんですよね。」と不適な笑みを浮かべ、「リタイアやトラブルのあった選手には負けない!」と周りを驚かせる発言をしたかと思ったら有言実行、見事一人を抜いて公約を実現した。

一方、エース楢島はそれ以上の暴言ともとれる公約を発したのだった「私は500で一番速い今村さんに勝ちます。」今村には今年度最多となるボーナスポイントも40秒ある、普通なら勝負にならない展開であるそこで敢ての勝利宣言である。恐ろしい男だ。レース序盤にピットストップし40秒休息をとれた今村に対し、楢島は中盤にピットインを敢行、休む事も無く直ぐにピットアウト、見事に今村の前で復帰、そのまま逃げ切った。楢島は「次はハミルトンです。逃げずに出て来いと言いたいですね。」と言い放った。倶楽部の顧問はラッシャー木村だという噂だ。

原口は数々の得意技を持っている。原口は急なターンで見事な展開をみせるだけでなく、その後潜ったままバサロで土中を進行、浮き上がった時トップに出ているということができるのだ。残念ながら鋪装されているサーキットでは使えないと言うのが欠点らしい。また、バトルになった時しっかりと四つに組み、スパット相手の背後に回り込みそのままフォールへと持ち込むのも得意なのだが、相手の上に乗っかれないと順位が一つ落ちるのが欠点だという話だ。原口はカートの練習をサーキットでするのではなくテレビでテクニックを磨いているということだ。

阿部は参加者の中で唯一世界戦に出場した本物のワークスのカートを使用している。鈴鹿で行われたアジア・パシフィック選手権でイタリア・パロリン社のワークスとして参加し、本戦で物凄いパッシングで上位に食い込んだマシンだ。鈴鹿でのレース後すぐにベアに持ち込まれたその車は善子の旦那の斉藤が愛車として使用、彼が直ぐに下取り価格を聞かなかった唯一のカートとして有名になった。その後斉藤によって曲げられたフレームを丸塚がニューフレームを組込んでレースへと復活させ、ツアーで一番有名なシャーシ「ファースト」のブレーキをコラボさせ茂木で速さを魅せたカートだ。その後阿部が更にブレーキに子ども用フットレストを併せて最強のパッケージにしたものだ。阿部もその事をわかっていて「みんなが使っているつるしのカートとはちょっと出来が違うからね。」と自慢げだ。阿倍のシャーシが一番他の参加者のシャーシと違う所は“オンボロ”だと言うことだ。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.35 第6巻4号(通巻35号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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