|
久々復帰の秋山さん。決勝ではセッティングをミスしたと残念がっていました。 |
今回レイトンカラーのカートに乗って初参加したのが松沢だ。元々車好きな為上達が速いのか、10位スタートで10位ゴールとその才能の片鱗を伺わせた。その事について松沢は「いやー楽しかったですよ。最初私のボーナスポイントをモテギに申請するのを事務局の方が忘れたというのを聞いてラッキーだと思っていたんですけれど、流石に事務局長の幾橋さんが正義感をだされて、TT後にもう一度きちんと修正申請されて、本物のスポーツに出会ったという感じです。」と清清しく語ってくれた。事務局では「スポーツとして当たり前の事をしたまで、松沢さんのTTの順位が
幾橋事務局長の一つ前だった事とはなんの関係もありません。」とあくまでも正義を貫いただけだと発表していた。
大和も今回ツアー初参戦だった。前評判も高く、その走りに注目が集まっていた。チームモリも優勝を狙うべく大和の弱点を矯正「舗装していない所はコースじゃないから走っちゃダメ。」と今回徹底的に教え込み、大和も「そう言えば走りにくいと思っていた。」とチームの戦略の高さを評価、準備万端で臨んできた。しかしスタート直後の1周目、大和は5台が集中するという大渋滞の中ピットインしてしまい、
中村の後ろで10秒余計にストップ、最下位でレースに復帰することになってしまった。そのことについて大和は「ラジオの渋滞情報がエンジン音で聞き取れなくて...。」と、ステアリングのラジオはきちんと1620kHzに合わせてあっただけに勿体無い事をしたと残念がった。
中村はカートについてもっと学ぶべきだという声があがっている。中村が今回使用したトップカートは新しい中古で、タイヤもニュータイヤのレース使用後のお古だったにも関わらず、ベストラップをたたき出し、相変わらずのパフォ
ーマンスを見せた。事務局では「シャーシの 新しい中古とは使えなくなったから買い代えたダメなシャーシで、中古タイヤはレースで遅 いからニュータイヤにする訳だから、中村さんのパッケージでは速く走れないんです、わかります?
そういう事を理解して走ると、きちんと遅く走れますから、もう少しカートの理論を勉強して物理の法則に従ったリザルトを出すように心掛けて下さい。」と中村の為に中学生の理科の教科書を捜している。
風戸が悩んでいる。初めてレースに参戦したのが今年の春、モテギのパンサークラス。 50肩で来なかった山北の代打でレースラップで41秒台を出してる。それ以降レースにはまり、
パンサーツアーに参戦しているが、今回のモテギのベストラップが43秒台、納得のいかないタイムに風戸は「ベアさんで一生懸命練習しているんですけど、才能がないのかな〜。」
と少し落ち込んでいる。そのことについてベア代表の田中は「風戸さんの並外れた才能の持ち主で、クラブでもトップクラスだと認定しています。我々も特別メニューでサポートしてい
ます。安心して付いてきて下さい。悪いようにはしません。」と若い才能は早目に摘んでしまうのが一番だと語ってくれた。
倉田がニューシャーシV32を投入してきた。 当然ベアのパンサーツアー参加者はそのポテンシャルが大変気になる。そこで練習走行では「一度乗せて欲しい。」という声が後を断たず、倉田も惜し気も無く要望に応えていた
のだが、ここに来て困った事が起こった。善子も「乗りた〜い。」と言い出したのだ。倉田自身も未だぶつけていないニューシャーシである。無事に帰ってくる保証はない、しかしパンサーツアーの参加者の善子を差別すると
何を言われるか分からない。倉田本人も心の広い男である。「わかりました。」倉田は善子を乗せることにした。「乗っても良いの?」「も ちろん! 善子ちゃんはダメ。もう少ししてからね。」
どうしても、心で納得していても身体が拒否反応を示してしまう倉田だった。
TTでその善子が最低重量違反で失格に なった。その事を善子は「普通女の子が体重計に乗って体重が少なかったら、『ヤセタね』 とか『綺麗になったね』って言うんでしょ?それが『失格です』ってさ〜、やっぱオフィシャルの人照れくさかったのかな〜、別にわたし人前で『綺麗だよ』って言われても大丈夫なのに、
シャイな人って何言うかわかんないから付合いにくいよね〜。」と全く反省していなかった。 |