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平凡パンサー 4-4 MOTEGI 2006.7.2
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5.OG350 戦評〈2〉
PANTHER TOUR OG350 ツアーのMVPって一番楽しんだ人という意味だ。オーバーテイクは楽しい。
あの武藤ひできくん柳田マー君そして阿部翼くん。サインをせがまれる場面も。ツアーも来ていた だいてありがとうとばかりにピットの旗ふりをお願いしました。ファンに怒られそう。
山田の手が震えていた。「ここまで来たらやるしかない!」紙コップに“湯山”“遠藤”とかいてあるのを確認し、持っていた緑色の瓶 から数滴毒薬をたらした。「湯山さんは1回獲っているからいいだろう、翼は別に居ても居なくても人類の損失になる訳ではないし......。」 そう、杉山カートはパンサーツアーMVPの名門、 その主役の座を巡って激しい戦いとなってい たのだ。手の震えは止まらなかったが頭は妙に冷静だった。「ミスはない、ミスはない......。 そうだ!ここにも入れておかなきゃ......。」北原の紙コップにも毒を入れた。ツアーMVP旅 行のお土産が、何処でも売っているマカデミアナッツチョコレートだった北原のセンスに「トーテムポールのイラストのチョコが欲しかったのに。」 と、人のことは言えない山田だった。

湯山の手が震えていた「俺の時はエンジンだったのに去年は海外旅行だった......。」呑 み過ぎで震えている手を押さえながら躊躇な く“山田”“遠藤”のコップになみなみと毒を入れ、二日酔いでボーッとしている頭で「ミスはないよな〜。」と考えている横で「キッタハラッ!キッタハラ!」と杉山が言っていた。「そっか!北原さんにもいれなきゃ!」と、いまいち理由が分からなかったがまあいいや〜と北原にも毒を盛る湯山だった。杉山カートでは意味のある行動をとれる人を捜すのは難しい。

遠藤の手が震えていた「タイトルが欲しいですから......。」“山田”“湯山”の紙コップを前に過度の緊張で身動きがとれなくなっていた。「落ち着かなくっちゃ......。」と持っていた瓶から一口呑んだ。「うっ...。」急に苦しみだした遠藤は、身体を小さく折り畳むように倒 れて動かなくなってしまった。杉山は「しょーがねーなー」と言いながら、身体にお湯をかけ、 3分間で元通りに復活させた。遠藤の身体は “ふえるワカメ”と同じ成分で出来ている。 満平の手が震えていた。単なる太り過ぎだ った......。満平の言い訳によると「杉山カートさんにあったジュースを呑んだら太っちゃったの、 も〜カロリーオフの飲み物用意してないなんて最低のクラブね!」と怒っていた。毒だろうがなんだろうが、口に入るものは栄養にしてしまう満平は、「地面に落ちたものは3秒までなら大丈夫です。」といまだに“3秒ルール”が生活の信条になっているらしい。

久美は今回のレースはとても眠くて走れる状態ではなかった。前夜の食事の後、幾橋達と一緒にフィリピンパブに行ったのが原因だった。そのことについて久美は「まあ、お友達なのでおつきあいだと思っていってみました。 なかなか楽しくて良い経験でした。」と語ってくれた、善子も「そうなんです。久美さんは上品にニコニコ楽しんでいるだけで、他のメンバーみたいにカラオケで舞い上がることもなく、 傍観者として楽しんでたみたいです。やっぱりゲーバーくらい行かなきゃ久美さんはじけないですから。」と、いつもの久美はもっとアブノ ーマルだと教えてくれた。

もてぎを主戦場にしている石河は、前戦の もてぎカートレースで2位というリザルトを残している強豪である。今回もツアー査定委員会からスポット参戦で5秒という重いボーナスポイントを科され、そのパフォーマンスの高さを期 待されたが、いつもと違うアドバンの使用や強烈な参加者の個性に圧倒されて実力が発揮できず残念な結果に終わった。そのことについて石河は「女性も数多く参加されているので、 あまり無茶な走りをするとひんしゅくかな?とか 考えていたらタイムが出ませんでした。」と、つい女の色香に惑わされてしまったと語った。 チームエッフェガーラではおしおきとして、シートに三角木馬をセットしていた。

昨年、カートを買って練習もしないでレースに参加し、さんざんなリザルトを残していた高田だったが、今年は中盤の良い位置を押さえるようになった。しかし、本人はまだ納得がいかないようだった。そのことについて高田は「昨年は良い意味で、目立ったり、思いっきり無理したり出来て楽しかったのですが、この位置だとあんまりパッとしないんですよね。でも、遅くはなりたくないし......。やっぱり優勝するしかないかな〜。」と悩んでいた。高田の手には『蟻馬流簡単1時間優勝術』という蟻馬の著書が握られていた。間違い無く1時間くら いは優勝できる秘技が、本当に載っている。

ZEROの幾橋と丸塚は1戦ごとに片方がポ イントを稼ぎ、もう一方がボーナスを減らす走りをするという、頭脳的な作戦を駆使し、コンストラクター争いで4ポイント差3位と絶好の位置に着けている。そればかりで無く上位チームでボーナスが無いのが幾橋だけという、筑波で優勝の最有力候補と絶妙の展開に持ってきている。そのことについて幾橋は「私が天才だからあたりまえだ。総てが計算通りに運んでいる。最後に笑うのは我々だ。」と語っていた。手と足の指全部で20本。ここ茂木でポイントが幾橋の計算能力を越えてしまったことが確実視されている今、幾橋の今後の計算方法に注目が集まっている。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.22 第4巻5号(通巻22号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/遠藤さん 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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