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平凡パンサー 10-5 KAKEGAWA 2011.8.28
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3.GG500+OG350 戦評〈2〉
PANTHER TOUR GG500+OG350 ファクトリーユーはファクトリーに集まる時もドレスコードがあり…
イクちゃんの新車です。マクラーレンイメージの凄いやつです。もちろん新しいのはステッカーだけ。

玲於奈は勉強の為、もてぎだけツアーでなくMaxに参加している。それでも生来のセンスの良さでポイント争いのトップに立っていたが、流石に第5終了時で1戦多く出場している丸塚に1ポイント抜かされてしまった。ただでさえケチな親父がニュータイヤの投入を渋る為きつい戦いをしいられていたのだが、ここに来て大変な事がおこってしまった。次戦の榛名に参戦する愛車を親父がなんとポイント争いをしている丸塚に貸すと言い出したのだ。元々小さいサーキットが苦手の丸塚は、自分が遅いのでは無く愛車のTopkartのが原因だと言い張り、速い玲於奈のカートなら速く走れると言った為、親父がレンタルをOKしてしまったのだ。そんな無茶苦茶な局面に立たされた玲於奈だが「別に大丈夫ですよ、自分は未だ若いし、勉強している身ですから型落ちのカートで走るのも勉強になります。」 と、丸塚のガソリンに角砂糖を混ぜることくらいしかしませんからと、爽やかに語ってくれた。

実は本来ならばポイント争いのトップに立っていたのは岡澤だと言う人がいる。

岡澤は今年から本格的に350で戦うことになった為、ベアレーシングから「他の人には出来ない自分だけのドライビングを覚える必要がある」とのアドバイスに、真面目に取り組み、一番目立ち効果のある必殺技をチームに確認した所、田中は「今までウチでめだったのは松井ちゃんの5メートルジャンプとかカートで側転があったけど、国際F3のドライバーだからできた技だから、簡単なのはジョニーのジョニー岡登頂とか丸さんの記憶喪失激突だけど、カートがいっちゃうから高くつくよ。簡単なのは俺がやったピットイン忘れた失格とか中村君が魅せた、優勝して重量不足での失格が一番受けたかもしれないな〜。」と教えてくれた。それを聞き、岡澤も独自のドライビング開発に取り組み、あまつさえレース中にまで何か無いかと考えるまでになってしまった。あまりに集中しすぎた為、レース中にうっかり田中と中村の必殺技"ピットイン忘れ"と"重量不足失格"を成し遂げ、周囲を驚かせた。今ではベアで天才扱いされている。

元々もっている才能を一番無駄にしているのが吉田だ。元全日本に参戦していただけあってテクニックは群を抜いているのだが、ファクトリーユーという世界一のチームで揉まれた為、みるみる体重を増やすと言う無駄な才能を開花、セッティングは皆と車座になって無駄話に集中するなど、サーキットで"いけてない人間"の仲間になってしまった。吉田もこれには危機感を感じたのか自己改革が必要だと、地道に取り組みはじめた。それは、『椅子に座る時はふんぞり返る』「晴れでも曇りでもサーキットではサングラスをする』『とにかくニヤニヤしている』等を実践、周囲から見て、見事にファクトリーユーにとけ込んでいると高く評価されつつある。

石川に言わせると、ファクトリーユーは見た目と違ってとても紳士的なレーシングクラブだそうだ。ファクトリーに集まる時もドレスコードがあり、フォーマルかフォーマルベースのカジュアルでしか入場できないし、女性を同伴する場合は必ず黒塗りのフォードアセダンの運転手付きで来場しなければならないなど、厳しいルールがあるそうだ。飲み物の選定はクラブ員にまかされているが、アペリティフにあまりアルコール度の高いものを選んだりクセの強いモノを選んだりすると、当日用意されているワインによっては退場を言い渡される事もあり、不粋であることイコール、クラブ員としての資質が無いとみなされてしまうのだそうだ。そんな石川にクラブ内の様子を聞いてみたところ「いや〜、クラブ員の誰もルールに合格しないんでで、もっぱら近所の居酒屋で集合ってことになってます。」 と、誰もファクトリーに行こうとしない事を教えくれた。行ったとしても、合格か不合格か判定できる者は誰もいないらしく、社長が不合格なことだけは分かっている、と教えてくれた。

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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.55 第7巻6号(通巻55号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/色々 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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