Club PANTHER official website レーシングカート『クラブ・パンサー』公式ホームページ Club PANTHER official website レーシングカート『クラブ・パンサー』公式ホームページ Club PANTHER official website レーシングカート『クラブ・パンサー』公式ホームページ
TOPページ Topics Club PANTHERについて マシンについて レースについて Q&A お問い合わせ
平凡パンサー 5-2 KHODA 2007.5.20
10
5.OG350 戦評〈1〉
PANTER TOUR OG350 事務局長はいつだって凄い!今回も期待に応えて期待外れに終わってくれた。
今年になってまだ参戦していない横尾だが、トラックだけは何故か来ている
杉山カート名物“誰かのトラブル”毎回誰かのカートが動かなくなって大変なのだ
とても濃いミソ味とF1トヨタチームが嫌いな苅米・木賊川・石井・横尾等のツアーの名物人間が不参加だった為、とても穏やかなレース日和となった。初参加の三ヶ尻が「本当にみなさん紳士的なんですね〜。」と、お世辞とも勘違いともとれる発言をし、とっても良い人オーラを出していたのに対し、親切なツアー常連組は、この気持ち良い新人に「アリケンとチームを組んでたら、誰でもマトモに見えるよ〜ハハハ。」とアリケンの相棒で居られるその無神経さに“彼はそうとう頭が悪いんじゃないか?”と疑り始めていた。そんな哲学的な会話とレ−ス予選が、夏の日にベアの田中の正面に立った時の照り返しと同じくらいに熱く展開し、皆が「なんだよ、今日はカスばっかじゃん、今日は俺が優勝だな……。」と思っていた午後、350の決勝が始まった。

ポールポジションはその蟻馬だった。持ち前の天才的な速さを魅せて最速ラップをたたき出したのだが、意外にも失格にならず、持ち前の皆の話題を一気にさらう存在感が今日は見られなかった。そんな蟻馬を普通の40才のオジサンとして、もう一度見直したツアーのメンバーは「そうか、こうして見るとアリケンの凄さが分かるな!」と普通の人間と比較すると結構キモイ存在だと再確認していた。

フロントローのもう一方は苗字が「伊藤」から「久保」になっていた奈(ナナ)だった。幸せそうな久保を見て綿貫の「今の奈ちゃんの存在自体が、周りの人間総てを幸せにしてくれるんです。」と、怒れる魔女にようやく生け贄が見つかり、千葉県全体が安心して夜道を歩けるようになったと、喜んでいる姿が皆の涙を誘っていた。

シグナルレッドが消えてグリーンに、レースがスタートした。「おお〜!!」と歓声が上がった。嘘つき善子が居ないと、スタートってこんなに混乱しないものなんだな〜と観戦していた500のメンバーの驚きの声だった。

スタートでジャンプアップしたのは丸塚だ。丸塚の飛び出しには定評がある。コースを右に左に時には空中で回ったりコンクリートウォールに向かって飛び出して行くので名物となっている芸だ。今回はたまたまスタートで前向きに飛び出しただけだったので「最近のマルちゃんて、芸が小さくなったよね。」と、善子の不参加を嘆く人が続出した。

スタート直後、妙に動きの良いカートがあった。山下だった。石切り場の跡地に建設されたサーキットということもあって、ダスティーな上に風が時折強く噴き、序盤の1〜2周は特にドライビングには気を付けなければならないのだ。しかし山下は違った。人とは違った特異な身体能力が彼をして、難しい路面を白鳥の湖のプリマドンナの様に美しくカートを舞わす事ができるのだ。そう、彼はタイヤが温まるまでの時間、彼の脳も温まっていないのだ。“滑ることに気付かなければ滑らない”まさに天才、たとえアロンソでもスタート直後の山下には適わないのだ。そして脳が温まり始めた2周目、運悪く三ヶ尻とからんで順位を落としてしまった。そう、脳が温まってしまえば、山下はただの中年、何処にでも居るオジサンへと変貌してしまうのだ。

そのアクシデントの真後ろにいたのが幾橋だった。目の前でのアクシデントにも慌てず軽いブレーキングの後のステアリング操作で、軽くかわした後「いかん! これでは普通ではないか! カートの未来は俺に懸っているのだ。」そう思った幾橋は、前の二人に注意と警告を促すため、そして観客へのサービスとしてリアを出し、大きなドリフト状態で二人をパス、その後お釣をもらう振りをして見事なヒップダンスを披露、幸田サーキットに大きな歓声が上がった……わけわなく、簡単にその場でスピン。今回も期待外れに終わった。
1.表紙へ→
2.GG500 戦評〈1〉へ→
3.GG500 戦評〈2〉へ→
4.GG500 戦評〈3〉へ→
5.OG350 戦評〈1〉
6.OG350 戦評〈2〉へ→
7.レース結果〈1〉へ→
8.レース結果〈2〉へ→
9.ポイントランキングへ→
10.PANTHER NEWSへ→
※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.24 第4巻6号(通巻24号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/遠藤さん 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
TOPページTopicsClub PANTHERについてマシンについてレースについてQ&Aお問い合わせ