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筑波では参加者が多かったため、グリッドの後ろの方はコーナーに添って曲がって整列 |
「パンサーツアーピットロードパイロンタッチ選手権の開幕です。各選手20周回中に1回ピットイン、パイロンタッチの美しさを競う競技です。さあ、1周目。幾橋が入ってきた〜、あ〜ノータッチ!! 残念ながらノーポイントです。さ〜2周目、こんどは久美が入ってきた〜。あ〜さわったか?さわったか?微妙〜。あ〜これもノータッチです。どうですかビンキューさん。」「なかなか勇気が試される競技です、350クラスで成功できますかね〜。500クラスなら田口、阿部といった確実にヒットできる名選手がいますが。」「そうですね、あっ、杉山、小林、風戸〜次々失敗、おっ丸塚が勢いをつけているさあ〜入ってくるか〜あ〜グラベル!! ピットロードのラインに乗せることができない〜。」「いや〜残念でした。でも横尾がいます。」「おっ、その横尾も良い感じだ〜、スピードがのっているぞ〜、おっとここで接触!! スピードダウンです。」「体制を立て直すのに数周かかるでしょう。」「あれは誰だ! 久美か?いや久美は演技を終えている、苅米をパスして…お〜っとすごい! 善子だ、善子が上がってきた〜!」「入ってくるようですね」「さあっ、来た〜善子ピットイン、スピードもでてるぞ〜」「いいですね〜」「さあっ、最終コーナー、いけ! いけ! いけ! いった〜ナイスタ〜ッチ! ご〜かいにパイロンが飛んだ〜!!」「飛形点もいいですね〜。」「さあ、採点は……出た!! 10点、10点、10点、満点〜!! 善子優勝〜!!」「スバラシイ!」優勝した善子には副賞としてパンサーツアーリザルトから1周減算が贈られた。
パンサーツアーから食い逃げの罪により全国指名手配を受けている小林(友)がようやく逮捕された。小林(友)は昨年、一昨年とツアーに出ていないにも関わらず、表賞パーティーに参加「面白そうですね〜。来年は参加しますよ。」との名セリフで食い逃げを続けていた。事務局が小林(友)本人ではなく友人の野崎に共犯の疑いが有るとして任意同行を求めたところ野崎は「でき心だったんです。小林さんを捕まえるには、美味しそうな食事を用意すると必ず誘き寄せることができます。」と司法取引に応じ、ツアーのお弁当をいつものより50円高価にすることを提案、ノコノコやってきた小林を逮捕、ツアーに参加させた模様。取り調べに対し小林は反省する様子も見せず「パーティーはウエスティンホテルがいいな〜」と言っている。
第6戦で優勝した苅米だったが第5戦で木賊川が優勝した為、最終戦で優勝し木賊川が8位以下でないと逆転ができないというシューマッハのような立場に追い込まれてしまった。そのことについて苅米は「あくまでも大人のモータースポーツだから、徹ちゃんをリタイアさせてまでチャンピオンをねらいに行くようなことはしない。」とシューマッハと同じく非常に紳士的な態度で周りを感心させた。「では、コンストラクターに絞ってレースをするんですか?」との問いに「いや、徹ちゃんをピットストップで15秒待たせることに全力を傾けたい。」ともてぎでのことを未だ、ねにもっていた。
最終戦を残してMVP争いはほぼ山田と湯山にしぼられた。3位の昨年度のMVP幾橋との差は16ポイントありこの差はまず逆転不可能な差と見て間違いは無さそうである。そのことについて湯山は「いや〜僕は一度MVPを獲っていますから、私はそれなりにレースをしますから、山田さんには是非最初から頑張って結果をだしてもらいたいと思ってます。」と語り山田にはTTで頑張りレースでは余力が残っていないことに賭けていると言っていた。山田は「湯山さんとは同じ杉山カートですから、あまり無茶な事はしないで、レースを楽しんで、結果幸運の女神が僕のみかたをしてくれればMVPが獲れるんじゃないかな。」と自ら手を下すことなく、チームメイトの渋谷がテポドンとなり、湯山に突っ込む作戦だと教えてくれた。
久美はチームメイトの善子の暴れっぷりで結構迷惑をかけられている。今回善子がパイロンタッチでペナルティーを受けたのだが、最初に間違われて田中(兄)に「なんて運転をするんだ!。」と無実の罪で怒られてしまった。またレース後、ツアーの皆にも「久美さんコーナーの途中でスピンして止まってちゃ危ないよ〜。」とたくさんの抗議を受けたが、止まってたのは善子のほうだった。そのことについて久美は「私ってやっぱり危ない女なのね〜。人を惑わしてしまうのよね〜。」と私に見とれる男達が悪いと言っていた。 |