レギュラードライバーより速い第3ドライバーと言われた村岡が、ここにきてようやく上村というチームメイトを得て自分のチームで参戦してきた。突然速さを見せる村岡と今回初参戦ながら第6戦では2位にはいるという実力を見せた上村ということで、強力なチームが誕生したことになる。事情通に寄ると「チーム イエスタデーは、田中の命名ということでも注目の高さが伺えます。トドロキ、マダム、サイキョーなど泣かず飛ばずのチームの名前を考えさせたら天才ですから、また新たな問題チームの誕生といったところです。」と語ってくれた。
山本の個人タイトルの連覇がここに来て黄色信号が灯った、第5戦まではトップだったがボーナスを溜めすぎ、6戦優勝の冨田に逆転を許し7ポイント差ととてもきつい展開になってきた。コンストラクター争いでは阿部とともにポイントを重ね2位と15ポイント差と、こちらはほぼ連覇が確実になっている。チームメイトの阿部によると「山本さんなら大丈夫でしょ、500クラスの化物ですから。」と足が6本、手が3本あるという山本の秘密を教えてくれた。
500クラスのMVP争いがここに来て激化している。現在ランキング上位の方々の心境をを尋ねると。トップの渋谷は「論理的にいって一番可能性があるのが私なのだが、精神的抑圧の為、運動神経が麻痺する恐れが多分にあるので、状況はかなり苦しいと言わざるをえない。」と計算によると、プレッシャーのため負けると言う結論が出ているそうだ。
村岡は「いや〜ホントに〜すっごいね〜!!誰が獲るかね〜。」と楽しそうな村岡は、まったく自分の事だとは気付いていないようだった。
鴨居は「問題は近くにアウトレットがあるんだよね〜。女性の買い物好きにはたまらないよね〜。きっと来ちゃうよね〜。」と家族の応援がなければ大丈夫だと語ってくれた。
金田は「海外旅行をゲットしたら家族と行こうか彼女と行こうか、重大な問題が発生します。」と獲得には微妙な問題を抱えているようだった。
大穴といわれている田口は「俺が獲ったらみんな驚くよな〜、俺だって驚くもん。」と影でトトカルチョで自分には賭けていないと白状してくれた。
牧田は「鴨居さん大丈夫ですよ、心配しなくったって常にタイトルを逃してきたじゃないですか。今回も獲れませんよ。」とエールを送り、チームメイトへの絶対の信頼を伺わせていた。
マシントラブルで散々だったのが北原だ。5戦はレース早々にリタイアをなり、6戦はスタートダッシュに成功、7周目までに15台を抜くという昨年のMVPに相応しい速さを見せたが、結局ピットにはいったまま出てこなかった。そのことについて北原は「私は500クラスに参戦していますが、私のカートはそれ以上のクラスですから。」と介護保険の摘要を受けているカートの面倒をみる辛さを語ってくれた。
関根と後藤が来年新設されるクラスについて怒っていた。関根は「年寄り優遇は500クラスであるんだから、ちょっと見た目裕福な人のクラスにしよ〜よ。スローライフが叫ばれてるんだし、ゆったりしたクラスが最高だよ。」と語り、後藤は「いや、そんなんじゃなくて、今は自然ブームなんだから冬でも半袖で耐えられる人のクラスとかが絶対にいいと思うな〜。」と事務局に激しく要求をつきつけている。要求書を良く読んでみると二人とも80kg以上体重の有る人のクラスを切望しているらしい。
ライズから中村が参戦してきた。500クラスではその名前は凶器にも繋がる為、このクラスに相応しいか協同記者会見が開かれることになった。「500クラスの先輩鴨居さんと牧田さんはどんな方ですか?」「とても尊敬しております。」「尊敬できる所を教えて下さい?」「どちらも遅い所です。」「まゆみさんはどんな方ですか?」「美人で優しい人です。」「本当ですか?」「……死にたく有りません。質問を変えて下さい。」「では、優しいエピソードを教えて下さい。」「“も〜中村君たら〜”とジョークに軽く肩を叩いて応じてくれる所です。」「その時の被害は?」「全治三ヶ月でした。」「練習は主に何処で行われますか?」「白木屋・魚民・笑笑で養老乃瀧は出入り禁止になってます。」「最後に目標を教えて下さい」「おね〜ちゃんのいるお店です。」早々に350に降格になるだろうと皆が思ったらしい。 |