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平凡パンサー 4-2 ICHIHARA 2006.4.23
10
3.GG500 戦評〈2〉
PANTHER TOUR GG500 なぜだかスーパーアグリの井手選手が降格になってからドキドキしているメンバーが多い…ダメだってお前じゃ。
名簿を作ろうと撮った写真、さすがはカメラマンの阿部ちゃん、傑作が多いです、お楽しみに。
コンストラクターチャンピオンを狙う上で、あまりボーナスポイントを溜めると次戦以降が戦略的に辛くなるため各チームのエースが調整してきたようだ。昨年2冠の山本は1周目にピットインし自分の順位を確認しながらポイントゲットとボーナスの削減という当初の目標を無難にクリア、レース巧者さを見せた。山本は「作戦面では、私がワールドカップの23人枠に選ばれた場合を考慮して、ポイントゲットを優先させました。ジーコの期待は裏切れませんから。」と語ってくれた。勿論ジーコには呼ばれなかったが、「ちょっと前の車止まりなさい。」とパトカーにはちょくちょく呼ばれるらしい。

富田はボーナスが5秒なので積極的にポイントゲットを狙い、4位フィニッシュと停止時間を増やさない最上位をゲット、狙い通りのレースかと思いきや、フライングで5秒リザルトを下げられ結局8位フィニッシュになってしまった。それで発奮した富田はイベントレースで自転車をゲット、ジャンケンゲームでも自転車をゲット、獅獅子奮迅の活躍を見せ周囲を驚かせた。富田は「昨年は2位が3度と、次点者(自転車)は私の大得意の分野ですから。」とオヤジギャグ、余りに的を得ていたため周りが一瞬引いたが、チームメイトの原口は「そんなことよりレースで勝てよ!」とその活躍を喜んでくれた。

抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げたのが山形と牧田だ。結局山形が牧田を再度抜きかえして5位フィニッシュ(リザルトは4位)、接戦をものにした。山形は「イヤ〜気分最高です。でも、なんか嫌な感じがします。」と語り牧田は「イヤ〜抜かれて最低の気分です。でも作戦通りです。」と語ってくれた。そう、5位争いは勝った方にボーナスが残る為、山形はそのまま5秒、牧田は榛名では0秒といきなり優勝候補になってしまうからなのだ。レース終了後、牧田は優勝祝賀パーティー会場の予約と、五井での優勝パレードの衣装合わせ、レースクイーンのオーデション、各著名人からいただく電報の要請等々ライズとの打ち合わせに入った。山形は叶美香のヘアヌード写真集『Sweet goddess』を購入、次戦に向けてイメージトレーニングを開始した。

今村がスーパーアグリF1の井手に代わるパイロットとして名前があがっている。パンサーツアーで曲者で有名な今村の活躍がヨーロッパで紹介され、そのパフォーマンスと風貌でホンダのデビッドソンより高い評価を受けているというのだ。一度前にでたら抜かせない嫌らしさ、ユラユラと揺れる独特のラインはアロンソを上回るとさえ言われ、特徴的な風貌はビッグサプライズだとハリウッド級のモテモテぶりだ。当の今村は「モナコとインディアナポリスとモンツァがパンサーツアーと重なってるんだよな。他の日にしてくれないかな〜。」とFIFA注文を出している。FIFAも要請に答える方針だということだ。今村がさらにワガママを言わなければ今秋にも50代のF1パイロットが誕生する。見通しは暗そうだ。

その話を聞き付けた関根と田中が「じゃ〜俺がF1に出る。」と言っている。FIFAでは関根に「分数の足し算ができること。」、田中には「生麦、生米、生卵と3回続けて言えること。」を条件にスパーイトーヨーカ堂ライセンスを発行すると通達したが、あまりのハードルの高さに「さすが最高峰のF1」と二人とも諦めたようだ。

村岡はスタートで最低でも5台に抜かれるという特技をもっている。今回も1コーナーまでに7台の先行を許し、一段と技に磨きがかかってきた。村岡にそのことを尋ねると意外にもなかなか難しい技だと言うことだ。「スタートを失敗しないでアクセルをベタ踏みして1コーナーまでに抜かれるのは至難の技です。周りの人間に“コイツは抜ける!!”というオーラをださないと躊躇して中々抜いてくれませんから。」と技術だけでは無い精神面の鍛練が必要だと教えてくれた。現在弟子を募集中だということだ、我こそはという人はぜひ村岡まで。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.20 第4巻2号(通巻20号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 撮影/遠藤さん 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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