|
最近の事務局のもう一つのお仕事。人の為に表彰式を盛り上げる事。 |
どうした訳か、茂原東の記録(記憶)が鮮明ではない。TTの記憶が無いのは理解出来るのだが、見ていたはずのレースの記憶もない。まあ、自分が出て無いレースに興味を持てって言われても無理だな〜と、田中から貰ったリザルトで確認すればいいやと思ってみたら500クラスのタイトラと決勝の2枚と、350クラスのタイトラが2枚(同じモノ)の合計4枚が入っていた(マジです)。350の結果は?ということで参加者に確認しながらのレポ-ト(敬称略)となった。
様々なレースに参加し、優勝を重ねている石井だが、ここパンサーツアーに関しては全く優勝の経験が無い。その石井によると勝ったのは石井本人だと言うことだ。「いや〜今日は全然やる気なくて、軽く流したらポールになっちゃって、あれっ?って感じですよ。決勝も疲れんの嫌だな〜って思いながらてきと〜に走ったら、勝っちゃったんですよ。見てる女の子達も『あの人格好良くない〜。』『石井さんって言うらしいわよ。』『え〜信じられない。モデルみたい。』ってな声が聞こえて来て、俺って騒がれるの好きじゃ無いんですよ。」と言っていた。多分全てが嘘だと思う。
ファステストラップは苅米が獲ったと言っていた。「嫌だな〜、ファステストが誰かなんて聞かないでくださいよ〜、俺しか居ないじゃないですか。決勝は運悪く、終盤になって田中さんが前に出て来て邪魔されたので、2位にしかなれなかったんですよ。」と言っていた。田中は500クラスだから嘘がバレバレだし、ファステストの方は本当だとしても、きっとコントロールタワーに呼び出されて取り消しになってしまったというのが真実だろう。
3位に入った中村に話を聞いた所。「何言ってるんですか、俺が3位だって?優勝っすよ、負けるわけ無いじゃないですか。石井君と苅米さんがワンツーって、20周も走ったらなんか一つくらいやってる人達だから、負けるわけ無いじゃないですか。一位っス。いち〜い!いち〜〜イ!!」と、酒臭い息で言っていた。まだ、醒めてないらしく、聞くだけ無駄だったようだ。
まともな人間を探して、横尾の所に行ったら。「いや〜今回は本当に優勝させていただいて有り難うございます。レース展開に恵まれて、まさか勝てるなんて思ってもみなかったので、本当に光栄に思っています。今日のリザルトは家宝にしたいと思っています。」とニコニコ指差しながら話してくれた。手許のリザルトの1位から3位には“バカは想定外”と添え書きがしてあった。
誰が勝ったのかわからなくなってきたので、片付けの最中の伊藤を尋ね「全て真実を教えてくれ」と言ったら「バカヤロ〜!!、俺が悪いんじゃね〜。みんな男が勝手に出て行っただけだよ。こんな良い女捨てるなんて信じられる?だってさ、......。」と、とんでもない真実が出て来そうなので、私も前例に従って捨てて出て来てしまった。
ショウガないので500クラスを追い出された秋山にレース結果を確認すると「いや〜今日は500クラス人数が多いのでこっちで走ってくれって言われまして、350クラスは元気が良いですね。この中では500クラスでは私が一番だったので、一位は私だと思います。このまま年間チャンピオンを狙いますよ。」と既に捨てられてしまっている事に気付いていないようだった。秋山は、知らない間にリストラされてしまうタイプのようだ。
最近好調の山田は「私がエースですから。杉山カートを背負って行かなければ行けないので、負けるわけにはいかないんです。勝ったのは私です。負けたのは翼です。」と杉山カート内の覇権争いに話が終始し、遠藤翼イジメで、メシを取り上げたり、タイヤを隠したりと、色々大変なんだと語ってくれた。 |