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最近ベア世田谷店に出現した“500参加心得”。一見の価値有り。 |
今回フェスティカでは500クラスは2つに分けての開催となった。500Aで優勝を飾ったのは開幕戦につづき今期2勝目の鴨居だ。3戦中2勝なのだが、ポイントでは残念ながら富田に続く2位に留まっている。速い時と遅い時が鴨居は極端なのだ。そのことについて鴨居は「いつも勝っちゃ悪いでしょ。」と威張っているが、ライズでは「ママが居ないと羽をのばせるので速い。」というのが定説になっている。実は事務局に入って来た極秘情報によると、『ママの件もありますが、鴨居さんはミニスカが大好きで、ミニスカを見ると妙に張り切るんです。』とのことらしい。次戦の茂原では“ママがミニスカをはいたら速いか遅いか?”を見てみたいので勇気があるライズのメンバー諸君、ママにお願いして欲しい。もちろんライズに何があっても当局は一切関知しない。
パンサーツアーのポイントとボーナスの関係をついてクレバーに戦っているのが現在ポイントリーダーの富田だ。富田によると「無理して1位を獲ることによって10秒もらうよりも2位で5秒の方がチャンピオン争いを有利に戦うことができます。」と語り、茂原も2位の鴨居の15秒に対して10秒のボーナスポイントと有利な条件で戦うことがでるという見事な戦略で参加者を感心させている。もちろん富田の息子も父親の頭脳的な戦いが自慢の種であるらしく、「なんで勝てないんだよ〜!!」と語っている。子どもは正直だ。
フェスティカだけ速い男がいる高橋だ。昨年のフェスティカでもツアー初の表彰台をゲットし皆を驚かせ“新車効果”という流行語までつくった高橋だがタイムトライアルでは6位とふるわなかった。しかし今回特別に採用された“スペシャルステージ(TT1位〜5位までの再トライ)”で4人が失敗し、結局フロントローを繰り上げゲットすることとなった。そのことを高橋は「ここでは私には神がついている。」と自分の強運を自慢した。ツアー内では「あいつの髪の毛は偽者だったのか……。」とカツラ疑惑が囁かれている。
牧田は考えている、いくら速く走ってもどうしても痩せている人にはかなわないのだ。しかしダイエットは嫌だし、ならば、自分が軽くなるよりは周りが重くなる方が早いと考え、現在超高カロリーの差入を考えている。砂糖菓子のオムレツにフォアグラのハンバーグ、そしてアイスクリームカレーだ。思わずよだれが出てしまう牧田だった。一番先に太りそうだ。
今回の新人で年齢は達していないが500クラスに参戦したのが上野と石川だ。二人ともTTからいきなりの速さを魅せ、スペシャルステージにすすんだ。そのことを500クラスの参加者は「いや〜彼等は速いねー、やっぱり才能があるよね。でもさ、挨拶も無しに平気で前を走るかね〜。」とすっかり舅と化していた。そして「やっぱり高田君は2回目となると人間ができてくるね〜。速さを魅せた分ちゃんとおとしまえを着けていくもんね。」とピットレーンでの違反で2回のピットを科せられたマナーの良さを見習うよう上野と石川にネチネチ言っていた。もちろん好青年の高田も次戦は500クラスから閉め出しをするとか、石川のカートを指でなぞって「汚れてる。」とか言うつもりだそうだ。そのことを事務局長の幾橋は「とてもホノボノとした良い関係で微笑ましい。」と嬉しそうに語った。 |