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6.GG500 戦評〈2〉
食い付かれるのかと、思わずカメラがぶれてしまった。
サイキョークラブで問題がもちあがっている。登録上の第3ドライバーの酒井がTTにおいて3位のタイムをだしたのだ。自称“エース”の高橋はプライドもあって第3ドライバーに先行させる訳にはいかない。また自称“真のエース”の山北も自分が一番だと思っている為、容認出来ないことだった。今回は後塵を拝するかたちとなった自称“裏のエース”村岡は、できれば上位で潰しあって欲しいと考えていた。そこで自称“元祖エース”酒井の妨害作戦にでた。酒井のサイドボックスにこっそり悪口を書いたのだ、お陰で酒井はエンジンがかからずピットスタートとなりせっかくの2列目からのスタートが活かせなかった。そのことを山北は「ぼく悪く無いも〜ん。」と3位表彰台をゲット、一時3位を走っていたがコースアウトをしたためポイント圏外まで落ちた高橋は、レース終了後こっそりと山北のサイドボックスに“バ〜カ”と悪口を書いていた。村岡もこっそり高橋のサイドボックスに“やった〜回った〜”と書いていた。サイキョ−クラブは1位ジョーナンとは7ポイント差とまだまだ優勝を狙える位置にいる。さらにエース争いが激化しそうだ。

パンサーツアーに無茶苦茶な男が参戦してきた、高田だ。高田は最近カートを購入したばかりでシェークダウンの1回しか乗ったことがない、もちろんサーキットやレース経験のない全くの新人である。それがいきなりのレース参加である。その事を高田は「阿部さんが、前日に練習すれば経験が倍になるじゃないか、と言ってたので大丈夫だと思いました。」とダマされていたようだ。レース界の重鎮田中にこのようなケースについて尋ねたところ「毎度ありがとうございます。」と商売が優先だと答えた。実際リザルトは最下位でいくらなんでも無茶であることが証明されたわけだが、次戦フェスティカでは上位を狙える力を着けそうだと言う。常識を知らない人間はまったく、なにをするかわからない。で、ダマした阿部はどうだったかと聞くと「バナナがあったんだよ、バナナ、バナナ!」
今回フレンズさんの協力で事務局が簡単な飲み物と食べ物を置いた“カフェ フレンズ”が気に入ったようで、そちらにばかり気がいってしまい、初戦同様表彰台を逃してしまった。

北原はニューマシンで参加してきた。BARホンダ仕様のカートだ。そのことについて北原は「500クラスができて『これは!!』って思いました。自分が求めていたレースはこれなんだ!!って。」と語っていたが「でも実際、去年と同じ位置でレースをしてるんですね。おっかしいな〜??」と成績が振るわない事を不思議がっている。わざわざF1で唯一ポイントをとっていない(アメリカGP現在)チームカラーなんかつけるから、後ろの方でレースをすることになるじゃないですか?との問いに監督の杉山は「あきらめてるから、あのカラーなの。」と言っていた。

唯一納得がいかない顔をしていたのが山形だ。ポイント圏内できちんと仕事をする職人レーサーの風貌もでてきた山形だが、今回はあの田中にオーバーテイクされてしまった。一度でも優位にたつと「僕にオーバーテイクされた山形さん。」のように枕詞がつけて田中に呼ばれてしまうため、大変な事をしでかしたと思っているようだ。今回久し振りに参戦した渋谷は「あやうく、田中さんの前にでる所でした、きっと罠だと思ったので、上位を走るのはもうすこし練習してからと思って自粛しました。」と危機回避能力の高さを自慢していた。結局二人とも田中に会うと「先生と呼べ。」と言われるらしい。500クラスが速くなる秘密がここにある。

手塚は、不在の秋山の期待に5位入賞、ポイントゲットで応えた。これでフェスティカでは上位チームで唯一ボ−ナスのないチームとなり、非常に有利に展開出来ることになった。そのことについて手塚は、「唯我独尊、無我夢中。」と四文字熟語で哲学的に心境を語ったのだが、ツアーの参加者相手にそんなことをした為にとっても頭が悪そうに見えてしまったと頭を掻いていた。奥さんが考えたバカをさらけ出さない高等戦術らしい、奥さんはとても頭が良い。

原口は、ツアーに向けて身体を造って来た。自分でもうっとりするくらい筋肉美に仕上った。そこでそれをアピールする為に、スーツの前をはだけてレースに挑んだが、途中オレンジボールを出され、オフィシャルにおこられてしまった。そのことについて「焼肉定食、横断歩道。」と心境を語った。頭にまで筋肉を着けてしまったようだ。富田にリハビリを言い渡されていた。

関根はカートを始めたものの、自分の巨漢体質が不利な事に直ぐ気がついた。問題はこれをどうするかということだ。ダイエットをすれば簡単にタイムをあげる事ができるが、そうすることによって“言い訳出来る身体”を失ってしまう事になる。「生まれて初めてこんなに悩みました。」と苦しい決断を迫られている状況を右手に唐揚げ左手にはハンバーガー、それを交互に頬張りながら説明した。出来ない事で悩む必要はないと皆が思っている。
1.表紙
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR」は“少ない取材と”“大きな想像力”で制作されています。
「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
ADVAN PANTHER TOUR Vol.14 第3巻2号(通巻14号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 差入/本当に来ね〜な〜 発行所・パンサーツアー事務局/03-3704-0194(FAX)
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