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上)杉山カートの杉山さん(左)は雨が降るとカートに乗らない。カートがよごれるからだそうだ。ヘンなオヤジです。下)優勝した宮本さんは元全日本レーサー。ってまだ20代って!殆ど現役といってもいいレーサーじゃないですか。ってことで来年のチャンピオン候補です。クソ! |
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パンサーツアーの最終戦、とんでもない事がおこってしまった。杉山カートブームである。実に、宮本と翼が揃って優勝するというツアー史上初の快挙さえ成し遂げられたのだ。
Aグループの翼は、トップでチェッカーを受けたにもかかわらず優勝に気づかないという信じられない醜態を見せた。このことについて翼は「周回遅れの77番に徹底的にブロックされまして精気を抜かれました。」とレース終盤、優勝争いをしている前にこつ然とあらわれる田中がまた出たと告白、恐怖におののいた参加者は口々に除霊を嘆願、来年はこの悪霊は別のクラスに追いやる予定だ。
Bグループの毎回リタイアで沸せてくれる宮本は上位陣では不利と言われる序盤のピットストップを敢行「一度でいいからピットストップをしたかった。」と参加者の涙を誘った。ピットアウトで16位と車群の中に埋もれる形になった宮本だが、そのチームNo.1の速さと、目の前の車を次々とピットストップさせるという奇跡的を起こし、唯一パスしたのは水谷のみで堂々の初優勝を成し遂げた。そのことについて水谷は「あいつをおさえれば俺が優勝していたんだ。」と13位だったが優勝を逃した事を悔やんでいた。
ショップに「ニューシャーシはやっぱり速いよ」とダマされた男がまた現れた山形だ。しかしツアーの参加者はどう言うわけか結果に出てしまう所が恐ろしい、山形も7位と初の入賞を果たした。今年ニューシャーシ効果で表彰台をゲットした高橋は「効果は2戦で終りました。」と今回普通のオジサンに戻っていた。この事について杉山は「山形さんの場合最終戦で効果がでたのが残念! 来年はきっと効果はもう無いから、3月にまた買ってね」と言っていた。
もう一人速さをみせたのが北原だ。ジャンプアップ賞狙いかと思っていたが、今回の杉山カートブームに乗ってTTで初のシングルグリッドをゲット周りを驚かせた。北原は当然レース後TTについては雄弁に語るが何故か本戦のことは喋りたがらない、どうしてだろう?
杉山カートブームのトリは湯山だ。ジャンプアップ賞でトップの鴨居がアクセルワイヤーを切り本来のパフォーマンスを発揮出来ないなど有利に展開、自身10台を抜くと言う離れ業を見せ7ポイント差を逆大転、年間MVPに輝いた。湯山は終盤大スピンでボコボコ抜かれているが本人は「ちょっとした演出さベイビー」とワザトを強調している。 |