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「牧田さんさ〜、 コンストラクターさ〜頑張ろうよ〜。」「いいえ、ジャンプアップ賞狙いですから。」「だったら20台くらい抜いてポイントも獲ってよ〜。」「20台か〜、いや〜抜きたいな〜、でも20台じゃ〜ポイント獲れないな〜……。」「え〜っ!何位からスタートするつもりなんすか!?」「……」 |
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今回の榛名は昨年の上位ランカーによる凄まじい戦いとなった。前夜のアルコールレースでは残念ながら決着がつかず、痛み分けに終った中村・苅米・幾橋の三人は、本戦を前にして、様々なインサイドワークを駆使して自分の優位を築こうとしていた。
まず幾橋が最近スタートが良い苅米に「スタートはまず赤のランプがついて次に金のエンジェルがでたらスタート、銀のエンジェルがでたら五回目でスタート。」と新しいレギュレーションを説明。苅米は幾橋に「ピットストップで、お絞りとお冷やは出してくれ、それから一杯目のドリンクはサービスにできないか?」と待遇面での要求をつきつけた。結局幾橋は「ピットでドリンクサービスしてるのか、今度利用しよう!」とだまされ、頭脳戦での遅れがTTの失敗繋がり、6位からのスタートになってしまった。
いつものように朝の二日酔いに苦しむ中村に幾橋は「アルコールを早めに出すのは、一番がサウナ、二番が迎え酒、三番はウンコ。」とアドバイス、あっさりダマされた中村は快便、体調よくTTを迎え最速タイムを出し、ポールを喜んだが、幾橋の策謀にひっかかり重量不足でタイム取り消し、最下位からのスタートとなってしまった。それについて幾橋は「ウンコを征するものは全てを征す」と語った。 |