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3.レース結果〈2〉
予選 予選は蟻馬の言い訳から始まった!
地元の中川が流石の3 位をゲット!1 戦目優勝の松木は4 位と好位置につける。
予選開始。しかし1 人だけスタートできない蟻馬氏
「ちょっと言わせてくれる?車高がちょっと高くてさ、落とそうと思ってたんだけどできなくて、フロントも少し出したかったな〜、プラグはずれて走れないし……」と嘆いている男がいる……

予選時間を少しでも有意義に時間を使おうと各チーム予選開始と同時にサーキットへ飛び出していった。そしてピットロードには白煙が残るだけ……だけ……だけ??いや!煙りの中でアタフタしている男がいる。この男こそ嘆きの人物、“セッティングマニア”または“言い訳王”といわれている蟻馬だ。実際ピットロードで何がおこっていたのか。直ぐ後ろからスタートした阿部勝によると。「プラグコードがはずれてたのが見えたんだけど、面白いから、そのままにしといた。」とのこと、実に良い友達を持ったものである。予選は蟻馬のトラブルをよそに平和に進行してゆく。

3 〜4 周も走ったころだろうか、2 番目を走っていた松木がおかしな行動を取り出した。手を振って、後続の車に“待て”のような“ゆっくり走れ”のような素振りを示すのである。少し怪訝に思った後続の車はペースを落とすと松木はカッ飛んでいく、そしてしばらく走ると同じ行動をとりはじめる。予選後松木に聞いてみたところ「予選は各車の間が開いていないとタイムが出せないだろ〜危険だし〜、スピードを落として間隔を開けろの合図だったんだ!とくに俺の前が詰まってたし。」徘徊の他にも新たに奇怪な行動を身に付けたみたいだ。これも重要なレーステクニックの一つとほざいている。

地元から参加の中川はさすがにその経験を見せつけ、予選3 位に入った。中川は「俺のような優秀なドライバーが地元で負けるわけないさ!前の二人も決勝で抜けばいいや〜」と少し油断をしてしまった(想像)。その油断が決勝のスタートの出遅れとなったが、この時点ではとっても幸せであった。流石、本当に速かった。

予選後しょぼくれていた人がいる。阿部と山本である。前日、“体力バカ”とその異名を持つ幾橋と、キャンプをしてしまったのだ。当然先に酔いつぶれてしまった。決勝当日はフラフラでやってきた。その事を阿部に聞くと「いや〜まいったな〜」と言っていたが、いい言い訳が見つかったみたいだった。

予選の結果は速い2 人と、11 名が0.5 秒を争う大混戦と、それ以外の3 人という形になった。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR 」は“少ない取材”と“大きな想像力”で制作されています。「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
PANTHER TOUR VOL.2 2003年6月15日発行(年間不定期6回発行) 第1巻2号(通巻2号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 取材・カメラ/古川知子 カメラ/池田昌弘 発行所/パンサーツアー事務局 03-3704-0194(FAX)
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