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にこやかなチ−ム監督の談笑。心の中では『こいつ死んじまえ!!』なんて思っている。 |
8位はサッカーの“ワールドカップ”を日清で一番うれているカップ麺だと思っていた高橋だ。その上“民主党”は古い中国のお酒を嗜好する人達の集まりで“明酒党”だと今でも思っている。だから高橋が「いいなー政治家って酔っぱらって仕事ができるんだから。」と言っていたら“明酒党”の事なので注意して欲しい。ベアの田中も古くからの友人なのでこの事を憂慮し、ベアレーシングチームの全員に「面白いからこのままにしておこう。」と高橋を見守って行こうと呼び掛けたらしい。
9位は悩める男“ジョニー”こと風戸だ。カートもセッティングで悩むのなら良いのだが、右足から乗るか左足からにするかでも悩む厄介な男である。最近、風戸が「何で地球って宇宙に浮いているんだろう? 何で落っこちていかないのかな〜?」とツアーの皆に語りかけているらしい。もちろんツアーの参加者はバカばっかりなので「ジョニーって意外に難しい事を考えているんだな〜」と、チョット尊敬さえしている。
10位はツアーのエロ男爵こと山形だ。もちろんエロ男の資質は充分なのだが、山形自身が「ちょっとイメージが悪いので印象を変えたい。」と、油絵を習い始めたそうだ。ベレー帽が意外に似合う山形を見てみんなが、「大久保清さん」と呼び始めたため、神奈川ではエロだけでなく猟奇の分野でも警察のブラックリストに載ったらしい。なかなかの人気者だ。
11位は渋谷だ。頭が良いのは周知の事実で、買い物のお釣は瞬時に計算できるという天才ぶりだ。神奈川杉山カートのロス・ブラウン呼ばれ、チームの戦略を一手に引きうけているが、余りにも難解な戦略をたてる為、実行できる選手が居なく、ツアー参戦以来良い結果を残した事が無い。そこで渋谷は「杉山さんカート界から撤退してください。そしてチームを私に100円で譲渡してください。ロス・ブラウンと呼ばれる私ですから、そうすれば来年間違えなくタイトルを獲ることができます。」と力強く語った。杉山もその渋谷の言葉に感動して、「オマエらが優勝するより、1円の方が大切なんだ。」とカート業界ではチーム員というのは名ばかりで“客”なんだから、そんな事迄考えてくれなくていいから、ちゃんと遊んでお金をつかって欲しいと、感動にむせび泣きながら、丁寧に申し出を断っていた。
12位の和田は危機感で満ちていた。今年のMVPとコンストラクターズチャンピオンが狙える位置に付けているにも関わらず、自身最高のボーナスポイントを持っているからだ。あせった和田は事務局から次戦のボーナスポイントのステッカー(25pt)を事前に入手し、一緒にフィットネスクラブに連れて行って腹筋などのスポーツをさせている。和田の理論だとこれで全てのものは軽く小さくなるらしい。
縁起の悪い13位は阿部だった。しかし阿部には全く問題のないことだった。なぜなら事務局長から「阿部さんラッキーナンバーで良かったね〜。」と言われて、本気で信じているからである。さて信じる者は救われるが、信じる猿は救われるのであろうか?
14位は酒井だ。ツアーに初参戦なので、自己紹介をしてもらった。普段は都内に潜伏していて、整形手術を繰り返しながら逃亡生活を送っていると教えてくれた。本名と元の顔が知りたければ銭湯に行けば貼ってあると笑っていた。とっても気さくな人物である。
15位は関根だ。ツアーで一番無駄な体型をしていると思われている関根は実はとても頑張り屋である。駅では階段を使わずにエスカレータを使い、家から5分のコンビニには車で乗り付けるといったストイックな生活を普段から心がけている。マクドナルドで注文をする時には『ビッグマック……』と安易に言わずに、必ず最後に『……をセットで、飲み物はコーラを』と一言付け加え、常に身体には気を付けている。そんな関根をツアー参加者は良く知っていて、関根が走っている姿を見る事が出来た日は縁起が良いという、都市伝説が信じられている。
17位は中村だ。中村にとって指の数以上の順位は数えられないので、実質入賞したのと同じ意味を持つらしい。とても幸せな人物だ。 |