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3.レース結果〈2〉
その1 勝つ為の努力がある。勝つ為の戦略がある。しかし勝つ為の頭が無い為機能しない。
練習をするより小学校に入り直した方が速くなるといわれているメンバー達。ボケた頭で何を学ぶのだろうか?
さすが綿貫、車検場にいち早く……と思ったら手にはビールでした。
いつもと違う体制で榛名に挑んできたのがトドロキボーイズの面々だ。この連中どういうわけか自分が一番速いと思い込んでいる困った人達で、喧嘩しないようエース(阿部)、ギャグ担当(松井)、言訳担当(田中)で役割分担でやってきたのだが成績が芳しく無い、しょうがなくここで担当を変えることにしたそうだ。

「今回は真面目に走れ!」とチームに言われた松井は、「レース中ここで回ったらウケるとか、ここで飛んだらかっこいいとかいう場面が何度もあって、それを我慢するのが一番大変でした。」と語りその我慢が奏して、ツアー常連メンバーでは最上位の4位をゲット、初のエースの役割を見事に果たした。「いや〜ホテルにわすれられちゃって。」と語るのは阿部だ。朝ホテルを出ようとすると既に誰も居なかったそうだ。見事にみんなに忘れられて、あわてて迎えに来てもらい“心に傷を負った”と、レース前に言訳を完成、言訳担当の仕事をこなした。一方ギャグ担当の田中であるが、スタート直後スピンした苅米に突っ込むなど努力はしていたが、それも苅米の“生まれて初めてのパンサーでのスタート成功”に持って行かれるなど、まったく精彩を欠いてしまった。そのことを田中は「やっぱりエースは俺だよな〜速いし、格好良いし、真面目だから…。」と語ったが、これが一番ウケたギャグだった。また、レース後田中がエースの座を狙ってゴネているという情報も入って来ている。このチームはギャグ担当と言訳担当がレースに必要なのかということは考えないようだ。

ゼロと同じく卑怯な手を使ってきたのがサイキョークラブだ。寒くて辛そうな榛名の天候を予測し、エースの二人(高橋)(山北)は長南にレースを押し付け自宅で悠々休日を楽しんでいた。長南はそんな状況にも係わらず久し振りのカートを楽しみ2位と素晴しい成績を残した。長南はとても嬉しそうにその成績を喜んだが、次戦は暖かく体に優しい那須なのでエース二人がエントリーしてくると見られている。

アップスタート軍団からは斉藤の一台体制で挑んで来た。元々実力者なのでほっといても速いのだから今回の5位というのは別段驚くことではない。驚くべきことは、ウォーミングアップランのウエービングでスピン等のC難度の技を数々くり出し、最終コーナーで世界で2人しか成功していない4回転ジャンプをきめ、ロイターを通じて世界へ発信された事だ。
その2 編集部に寄せられる情報が“エロトーク”と“変態”ばかりで全くレース情報が入って来ない!
公式記録も寒さと雨と変態の為に記録されなかった周回があるなど、パンサーツアーは人間扱いされているのだろうか?
榛名のレコードラインは舗装面が変わっていて分かりやすい。でも雨じゃね、そんなことも言ってられないですよね。
パンサーツアーにまた厄介なキャラクターが軍団を率いて戻って来た、綿貫とアルゴ軍団である。案の定綿貫は監督であるにも係わらず「乗りたい〜!乗りたい〜!」と駄々をこね周りに迷惑をかけていたが、今回真面目そうな増田と女性レーサーの伊藤を引き連れて来ていたことで一応“エライ!”と誉められていた。しかし現実はそれ程甘く無く、増田は前日の飲み会ですっかりスケベ〜の烙印が押されていたのがバレてしまい、伊藤は友人のレイちゃんと共にエロトークを連発、オバサンキャラを定着させ、初期のライズの様な精鋭軍団か?とのイメージは3分と持たなかった。その事を綿貫は「俺のチームはすげ〜ぞ〜。」と語ったが“凄い”の意味が違うだろうと、皆にツッコミをいれられていた。

アルゴに一番警戒を示したのが山形だった。明るく健康的な変態オヤジと言われる山形にとって、レースやキャラクターで強力なライバルになりそうなアルゴに対して、レーシングスーツの中はシャネルの5番と真っ裸で挑み、レース後、素肌を披露する予定だったが、あまりにも寒くて実行に移せず後悔を残すこととなってしまった。山形は「やっぱり俺にはパンストしかない。」と語ったが、周りはこの2チームが仲良くなると大変な事になると警戒を示している。
レース後エンジンを確認する中村と松井かと思ったら、寒かったから手を暖めてるだけでした。とっても寒かった榛名でした。
一方の翼であるが、雨が降ると配線がショートするらしく、本来の力が出せないまま終わった。杉山カートは雨と寒さ対策として、もう少しモミアゲを長くして対応する予定らしいが、中々良い場面もみせていたので次回の那須では期待できると強気の発言が目立った。

今回一番割をくったのが大野だ、一人で参加している為、アルゴからは杉山カートの変態の一人として見られ、杉山カートからはアルゴのスケベの一員としてみられるなど、散々な一日を送った。そのショックからかセッティングをはずしレースも旨く運べないようであった。その事を山形は「変態の中で自分を見失いました。病気なら直せるんですけど存在を消すのは不可能ですから。」と遠回しに語ったが幾橋が「バカにつける薬は無い!」とハッキリ通訳してしまったため、大問題になっている。

今回の榛名の大波乱でエースドライバーにボーナスポイントの重荷を負うのがゼロだけになり、幾橋等の暗躍が全くの裏目に出てしまっている。次戦の那須からは中盤戦に突入する。さて流れを掴むのはどのチームだろうか?
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR 」は“少ない取材”と“大きな想像力”で制作されています。「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
PANTHER TOUR VOL.8 2004年4月30日発行(年間不定期6回発行) 第2巻2号(通巻8号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 写真提供/レーシングカートショップライズ 差入無し 発行所/パンサーツアー事務局 03-3704-0194(FAX)
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