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どんどん雨脚が強まります |
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「そんなアナウンスいいから早くスタートしようよ〜」というみんなの敬虔な祈りが通じたのか、足早にローリング開始。おおっと、目の前のグリッドの野田英樹選手がまさかのエンジンストール。みな無事に避け、速めのローリングはセイフティーカーが先導するカタチで2コーナーから3コーナーへ、そしてものすごい水しぶきをあげながらファーストアンダーブリッジをくぐって130Rへと進む。S字の先にはコースを斜めに横切るように流れる川。ヘアピンを抜けて全開時にはエンドで14000回転になるダウンヒルのストレートを駆け降りる。ギュギュっとブレーキングして90度コーナーを抜けたところにも川。大波乱の予感。そして、セカンドアンダーブリッジをくぐって最後の30Rを曲がる手前でセーフティーカーはピットロードに消え、メインストレートでは日章旗が振られてレースが開始された。「あ〜あ始まっちゃったよ〜」とつぶやきながらコントロールタワーを走りすぎる。 |
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3分のピットストップが義務づけられています |
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最初の3周は、どんなことがあってもクラッシュに巻き込まれないように慎重のうえにも慎重に。メインストレートに戻ってくると、他のメンバーが「イケイケ〜っ」とピットサインエリアでチアアップしてくれる。4.8kmも走って戻ってくると結構寂しくなっているので、みんなの顔が見えると「よ〜し、父ちゃんもう1周がんばってくるぞ〜」てな気持ちになって次の周に。これって、疲れて家に帰ってきて翌朝背中を押されて会社に出かけるお父さんの気持ちに似てるかも?悶々と考えながら無難に最初の10周をこなして次のドライバーにバトンタッチ。10周くらいだとガソリンも半分くらい。ってことは満タンで100kmは走れるってことですね。 |
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決められた場所で給油。消火器は必須 |
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そのあとは雨がひどくなる一方でしたが、ひとり10周くらいを目処に四人で順調に交代を重ね、交代するたびにシートに溜まった泥水(温かくてちょっと不気味でした)を手で掻きだしながら淡々と周回を重ね、二度の給油で3時間を走りきりました。 |
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