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3.レース結果〈2〉
その1 松井が決めた絶品のスタートダッシュ!何故オジさんは集中力が続かないのか?
深田や斉藤がいなくなる。中高年の失踪が増えているというが、その相互関係はいかに?
おもわず面白いので載っけた、ミーティング時の一人だけカメラ目線の蟻馬
今回スタートダッシュを決めたのは松井だ。得意のリタイア戦法を出さずにいきなり2位にジャンプアップした。早いピットストップを敢行し、アグレッシブな作戦に打って出たのだが、持ち前のスター気質が悪い方にでて、ついピットロードで手を振りながらパレードランをしてしまった。出て来た時はブービーで、せっかくのリードをフイにしてしまった。チームメイトの田中は「昔は もてたかも知れないが、今はタダのオジン。それを自覚して欲しいな〜。」っと嘆いていた。

同じくスタートダッシュを決めたのがモチュールレーシングの二人だ。しかしチームメイト同志でバトルをしてしまいタイムが上がらず、ピットインで後方にいた幾橋に抜かれてしまった。富岡は「実は森と必殺技を開発している。第一段が今回見せた“X攻撃”なのだ、チームメート同志交叉しながら、他のチームを幻惑する技なんだ。」と語ったがチーム内で幻惑してしまったようだ。しかしこれに懲りず二人は“大リーグボール1号”を開発中とか。どう考えても危なさそうな技(ぶつかってくる?)なので開発に失敗することを皆が切に願っている。

深田はいきなり一周目で消えた。前日から仕込みを行い、1コーナーで派手に爆竹と煙幕で演出しながら大きな事故を装い、煙りの彼方に消えたのだ。その後タイヤバリアーの中からに生還する予定だったが、皆レースに 夢中で気付いてくれず、出るに出られないままパフォーマンスは不発に終わった。当日、深田がレーシングスーツの下に金色のレオタードと蝶ネクタイを付けていた事は誰も知らない。

実は消えた男がもうひとりいた、斉藤だ。レース終了後に参加者全員で記念撮影をするという段になって、不覚にもシャワーを浴びていたのだ。この時普通ならさっと身体を拭いて出て来れる筈だったのだが、実は斉藤はシャンプーが目に入るのが怖くてシャンプーハットを日常的に使用している、この時も運悪くお世話になっていたため、瞬時に行動が出来なくて不参加になってしまった。

次回から女性ドライバーが参戦するという噂がある、それを参加者に聞いたところ全員が「大丈夫です。対策は考えてあります。」と頼もしい答えが帰って来た。木村はNTCで走り込みを行う予定だと言うし、その他の者は蟻馬の所に言い訳を習いに行くそうだ。
その2 感動の木村のコメントを池田がぶち壊し、山本がとどめをさす。空気の読めない人の出世術。
パフェくらい食べさせてくれー!!中高年の悲惨な叫びはサラリーマン世帯の生活費圧迫が原因か?
初参加で優勝したため木村は優勝インタビューの雰囲気が読めず無難な路線で「スタッフのおかげで勝てました。感動してます。」と答えた。意外にもそれが新鮮に映ったのか受けてしまった。今回初めて付いたスタッフのメンバーも『木村さんていいひとだな〜』と思ってしまったし、参加者にも好印象を与えてしまった。本人は『このキャラを演じ続けるのはたいへんだな〜』っと少しプレッシャーを受けている。

それを見ていた池田もインタビューを真面目に答えてしまった。もちろん皆に底が知られている人物である、周りの人間はすっかりシラケてしまった。池田はどういうわけか場の雰囲気を読むのを失敗してさらに真面目なコメントを続けた為に、“もうあいつに喋らせるな!”っとインタビューのイエローカードが出された。

3位の山本のインタビューは皆が期待していた。希代のオヤジギャグの名手と言われている山本だからここ一発の面白いコメントが聞けるものだと皆が思っていた。しかし山本はスベッてしまった、池田が犯した真面目路線のコメントを発したのである。久し振りの表彰台の為周りの空気を読むのを忘れていたのである。山本は「ケアレスミスでした、私とした事が……」と反省していたが、無情にも審判は厳しくレッドカードが提示された。これで次回那須で山本が表彰台に登ってもインタビューされない。

田中は、フリ−走行は手を抜くは、スタ−ト前の完熟走行は最低を狙い一周さえしないは、蟻馬と双璧をなすリゾートカーターと言われている。ツアー参戦とともに温泉を探訪し、美味しい食事を堪能するという欲張りなレーサーである。しかし今回はひんしゅくをかってしまった。当新聞の古川記者にフルーツパフェを食べている所をフォーカスされたのである。古川は「女性とか子どもとかと食べているのなら微笑ましくもあるのですが、松井さんと二人でお座敷でフルーツパフェを恍惚とした表情で食べる姿は全然似合ってませんでした。醜悪としか言い様がありません」と語っている。その時の模様が下の写真だ、みなさんははたして普通と思うか汚いと思うかどっちだろうか?
シャンパンファイトをする表彰台の三人。すでに周りは面白く無いコメントでしらけ切っていた。 とても嬉しそうにフルーツパフェを頬張る二人。食事の後のデザートとして食べたのだそうだ。
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※パンサーツアー専門誌「PANTHER TOUR 」は“少ない取材”と“大きな想像力”で制作されています。「ちょっと違うな〜」はありうることですが、抗議はうけつけません。投稿のみ受け付けますので、そこんとこヨロシク!
PANTHER TOUR VOL.4 2003年9月15日発行(年間不定期6回発行) 第1巻4号(通巻4号) 発行人/幾橋俊之 編集長/丸塚久和 取材・カメラ/古川知子 発行所/パンサーツアー事務局 03-3704-0194(FAX)
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